見出し画像

【AIのためのAI】開発者が一問一答で疑問に答えます!

はじめまして、最近ねとらぼで『AIのためのAI』を開発しているとしてご紹介をいただいた、古川です。

こちらの記事で非常に多くの反響がありまして、疑問やより詳細な仕組みを教えて欲しい、といった多くの声をいただきました。

執筆時の2022.8.26 13時時点で2,500 RT, 4700 いいねをいただいております。ツイートを少しでも見ていただいた方々、本当にありがとうございます。

取材の申し込みなども複数いただいておりますが、原則全て対応させていただきますので、古川のTwitterDMまでお気軽にお問い合わせください。

この記事では、寄せられた疑問に一問一答という形で回答していきます。

その前に、私自身について簡単に自己紹介をさせてください。

ちなみに、この記事は人間が書いています。よろしくお願いします。

自己紹介

鹿児島県出身で東大工学部を卒業して、新卒フリーランスエンジニアとして活動をし、現在『ワンクリックイノベーション』をビジョンとして掲げるデジタルレシピCTOをしています。

今回のAIサービスを作る前は、現在では国内SNSツールNo.1となったTwitter管理サービスのSocial Dogや、パワーポイントからWebサイトを作るSlideflowを作っていました。

私の専門領域はAIというわけではなく、Webアプリケーションの開発やマーケティングです。
今回のサービスもそうですが、世の中にある便利な技術をどうやって日常を楽しくすることに使えるのか、困っている人を助けることができるのか、そんなことを考えながら日々生活をしています。

海外サービスや新しいサービスがとても好きで日々情報を集めたり発信しているので、少しでも面白そうだなと思ったらTwitterフォローしていただけると励みなります。(@sho_furu

それでは、早速一問一答に入っていきます!(随時更新中)

Q. 人間はもう必要なくなるの??

A. いいえ、決してそんなことはありません。
確かに、今回『「画像AIに入力する最適なプロンプト」を作成するAI』を作りました。
しかし、『「画像AIに入力する最適なプロンプト」を作成するAI』にどんな言葉を入れるのか、を判断する必要がありますし、なにより、作成された複数の画像をどのような人にどのような文脈で使うのか、といった用途についても考える必要があります。

AIはあくまで選択肢を示しているに過ぎません。それを選んで、判断するという工程はまだ人間でなければできないと思っています。

「え?それすらも判断できるAIはできないの?」という声が聞こえてきそうですが、ビジネスシーンにおける効果測定など、定量化された正解データが多数存在する領域では可能かもしれませんが、まだまだ世の中一般の事象を判断することは難しいと思っています。

Q. 英語に翻訳しているだけじゃないの?

A.いいえ、違います。
画像AIに入力する文章を作成するにはコツが必要です。
例えば、単なる単語の羅列であったり、抽象的な表現が多い場合に、画像AIはあなたが望む画像を作ってはくれません。
AIが理解できる言葉で、AIへの指示書・呪文を作成する必要があるのです。

このAIへの指示書・呪文のことをプロンプトと呼びます。
そして、このプロンプトを作る人のことを「プロンプター」と呼んだり、プントプトの調整を「プロンプトエンジニアリング」と言ったりします。

私を含めて運営メンバーでこのプロントの実験を多く行い、AIが理解しやすいプロンプトを生み出すことができる仕組みを作ったのが今回のサービスとなります。

Q. AIはこれからもっと身近になる?

A. はい、画像AIの進化、オープンソース化に伴って商業利用が急激に増えていくと思います。
そして、画像だけにとどまることなく、テキストや動画、アニメにまで広がっていきます。

個人的にはアニメ作成AIがいるリリースされるのかを楽しみに待っています。

https://twitter.com/EMostaque/status/1562192103823708162

Q. AIで仕事が奪われる人は出ると思いますか?

A. はい、これはAIに限らず、技術の発展とともに、仕事が移り変わっていくことは歴史を見ても明白です。
例えば、洗濯機が生まれるその昔、川へ洗濯をしに行っていたと思いますが、今川へ洗濯しにいく人はほぼいません。
「洋服をきれいにする」という目的は変わらずあって、その目的を達成する手段が変わっただけです。

別の観点で言えば、洗濯機が一家に一台あるとして、じゃあクリーニング屋さんは全部倒産したの?といえば、もちろんそんなことはありません。
オシャレ着とか大事な服はクリーニング屋さんに持って行って、普段使いのタオルや服は家の洗濯機で洗おう、となりますよね。

AIについても同じです。
全てのものが奪われるとか、置き換えられる、みたいな極端なことは起こらないと私は思っています。
ケースバイケースで活用していくことでより私たちの生活は豊かになっていくのではないでしょうか。

Q. この技術があれば、メール文とかも作れるんじゃないですか?

A. はい、まさにその通りです。
実は、このCatchyというサービスはコピーライティングをしたり、LINEの返信を作ったり、Webマーケティングに活用したり、記事を書くサポートをしたり、という用途で作られたサービスです。


というわけでこちらの利用には会員登録が必要とはなりますが、クレジットカード不要で無料で10回までお試しいただけますので、ぜひ使ってみください。

最後に

多く寄せられた質問に答えさせていただきましたが、他にも聞いてみたいことがあるという方は質問箱を開設しましたので、ご遠慮なく質問を送って下さい!

最後になりますが、私自身、AIがこれから社会にどのように溶け込んでいくのか、そしてサービス提供者側としてどのような倫理観、スタンスに立つべきなのか、など日々悩んでいますので、ぜひそのようなテーマで語りたいという方、クローズドでもオープンな対談でもやりましょう!お気軽に古川のTwitterDMまでご連絡ください。

それでは!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?