見出し画像

島での暮らしを体験したい!〜2週間の研修と健康観察期間を終えて〜

こんにちは!かぴばらです。今回は、島体験の記録第二弾です。どうぞ最後まで読んでくださると嬉しいです。

【目次】
①インプットだらけの毎日
②慣れない生活と金銭感覚の喪失
③早速気づいた「わたしが大事にしたいこと」

①インプットだらけの毎日
 海士町に来てからはずっと長い夢を見ているような感覚で、特に最初の1週間は移動が多く、観光客の気分でした。用意されたお弁当を毎日食べ、全国から集まった仲間たちと出会い、「なぜ海士町に来たのか」「この3ヶ月でどんなことをしたいか」などを話し合い、時にLEGOを使いながら考えを共有しました。
 研修のなかで役場のお仕事や事業所全体のお話を聞くまでは、「食」の分野に携わろうと考えていましたが、教育系のインターンを東京でしていることもあって、教育の面も気になりはじめ、お話を聞き終わる頃にはほぼ全ての分野が魅力的に感じ、何がしたいのかな?そもそも海士町に何しに来たんだっけ?と目的を見失いかけました。事務局の方に何度も話を聞いてもらい、「島の暮らしを体験したいという軸でいいのに、仕事でやりたいことを見つけようと無理している」と言われ、ハッとしました。そういえば、前回の記事でも"島での暮らしを体験したい"と綴っていた...!いつのまにか、自分軸より他人や地域の軸に引っ張られていたことに気付きました。慣れない環境で疲れが溜まっていて、なかなか落ち着いて脳内整理ができてなかったので、対話を通して自分の目的を再認識することができました。正直、「もう働く場所なんてどこでもいい」「悩んでいる時間が嫌だなあ」とマイナスに考えたことも何度もありましたが、事務局の方が最後まで自分で考えて決断することを尊重してくれたからこそ、納得して事業所を選ぶことができたので、本当に感謝しています。来週からいよいよ働きます。ワクワク。

②慣れない生活と金銭感覚の喪失
次は暮らしの面での感想です。まず、電車や人の声が全く聞こえない。もちろん人は住んでいるけれど、なんせ人口が2000人ほどしかいないので遭遇したり家の前を通ったりする確率が極めて低いのです。町内を回っているのは車かバス。タクシーは23:30まで。商店も平日は18時頃に閉まってしまいます。移動するには自動車か自転車がなければとても不便...しかも、本土と行き来する船が天候不良や災害で数日止まってしまえば、食料などが不足して生活が成り立たなくなってしまいます。非常にリスクの多い毎日です。
 私が住んでいるシェアハウスも、ブレーカーが頻繁に落ちたり、台風で雨漏りしたり、洗面所にナメクジがいたり、、、驚きの毎日ですがなんだかんだ暮らせています。それと同時に電気やガスのありがたみを感じます。
 そして、私が最も思い込みを覆されたこと、それは「野菜や果物の値段」です。きっと島なら安くて新鮮な野菜がたくさん手に入るはず、採れたての果物をもらえるはず...そう思っていました。しかし、商店で売っている野菜はほぼ本土から送られてきたもので高価なため、畑を持っている島民の方々は家族の中だけで食料を消費することが多いそうです。なるほど、どうりでキャベツが一玉500円になるわけだ...

③早速気づいた「私が大事にしたいこと」
親との暮らし、都市の生活、電車を使う日々から離れてみて、たった2週間ではありますが、私が大事にしたいことがわかりはじめました。まずは、"自然がそばにあること"。疲れを癒してくれて、忙しさや悩みを忘れさせてくれる存在です。あとは、"一緒に頑張れる仲間"!楽しいことをするだけじゃなくて、辛いことも難しいことも面白いことも共有できる仲間がそばにいれば、なんとか乗り越えられそうな気がします。あとは、音楽!!少しの間楽器に触らないだけで、手がうずうずして仕方ない、、、
 これからも、何を大事にしたいかを自分に問い続けながら、そしてなにより島を楽しみながら3ヶ月を大事に過ごしたいと思います。

ーおわりに
 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!よければいいねを押してくださると泣いて喜びます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?