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シンクロニシティについて

この本を読んでいる。
なかなか読み進まなくて、数ページ読んで休み、また再開して休み・・・という具合。

私はシンクロニシティは ”「私」がつなぐ偶然の一致 ”と思っている。

「私」の解釈次第、という意味も含むのだけど、「私」がなければ、それが「一致」しているかどうかも判断できないというところを特に感じる。

「共時性」という言葉は、時を共有する感じが好き。

誰と、何と、時を共有するのか。
それを自分で選んでいく人生を生きる。
そう決めたらいいんだ!


現時点での読書メモ

・科学が「再現性」という条件をつけ、「誰がやっても同じこと」「いつやっても同じこと」を科学と認める真実だという定義をつくった=実証主義
この「実証主義」は皆なんでも批判し、ギスギスする。実証主義では謎は解明出来ない。

・シンクロニシティは「エネルギー伝達ではない」
エネルギーの伝達ではなく、物理的な距離や時間を超越した、同調とか共鳴に似た現象なのではないか。
*「場の意識」説=ブリンストン大学ロバート・ジャン教授らが提唱。人間の意識がつくる「場」がものに影響を与える

・20世紀を代表する脳神経外科医で、すべてを脳で説明しようとしたワイルダー・ペンフィールド(1891~1976)が「脳=心ではない」と最後に言いきって死んでいる。

・古代ギリシャの概念「プネウマ」について
プネウマは、風が吹くことや人間が息をすることを表す動詞「プネオー」の名詞形。もともとは「伊吹」や「微風」を表す。
(『気の宇宙論・身体論』(埼玉大学教養学部)のなかで、神戸大学の講師・久山雄甫氏は「プネウマの概念はその後、含意を膨らませ、東洋的な「気」を非常に似通った概念に変遷していった」と紹介している)

・プネウマは、宇宙全体を包み込む「空気」のように横溢おういつしている根源的な創造原理(=神的なロゴス)と考えられるようになった。
この「神的なロゴス」が「光あれ」といった瞬間に光が創造されるものとすると、プネウマは物質的な「力」に動かされるのではなく、意味や気配、言葉などに共鳴し、それを宇宙全体にまで響かせる「何か」ということになる。

・プネウマはその後、古代インドの「プラーナ」(宇宙にみなぎる生命力としての気)と関連づけられるようになり、ラテン語では「スピリトゥス」と訳され、現代の英語の「スピリット」(霊・精神)へと概念の一部が引き継がれた。ドイツにおいてはゲルマン由来の「ガイスト」に吸収された。プネウマがもたらす「畏怖」だけがドイツには概念として語り継がれた可能性。

・澄んだ心のなかで現れるシンクロニシティは、胸騒ぎとは別もの。その人にとって有益な現象として結実するとき、不安や焦りとは無縁になる。心から濁りがとれて、清らかに透明な気持ちになる。作為のない自然な状態になる。

・シンクロニシティは心の状態と連動して現れる。熱くなりすぎても、飽きてしまってもうまくいかない。ちょっと楽しいくらいがいい。

・イライラしているときは、その方向にシンクロニシティが発生する。
よりイライラする方向で連動するような事象が続く。ところが、喜びすぎて興奮すると、やはり乱れる。穏やかすぎても何も起こらない。平均的な精神状態よりもちょっと楽しいくらいがいちばんよいシンクロニシティが起きやすい感覚がある。

・イライラの連鎖から脱出する唯一の方法は、感情が落ち着くことをすること。おいしいものをちょっと食べる、顔を笑顔にする、入浴、晴れ晴れとする映像をみる、など。基本的にお米はシンクロニシティを良い方向にもっていく食べ物。ハーブティも効果がある。

・感情が興奮しすぎたとき、イライラしすぎているときは、息を鼻から吸って口から吐く。感情が落ち込んでいるときは、口から吸って鼻から吐く。

・人間は自分で自分のイメージを決めることができる。自分のイメージを他人が決めることはできない。他人から繰り返しいわれていることを基準に自己卑下して自己像を決定している場合は多い。自己像(イメージ)は、これまでの体験で自分がすごいとか強いとか楽しいと思ったことで構成すべきである。

・「自分には大きなチカラとの接点がある」「発展性と能力は無限だからこそ、勉強するのだ、自分のための未来はいくらでも道がある」と自分に言い聞かせ、そういうイメージ像を自分で固めていくこと。理屈ぬきでそう思うこと。自分を分析して理由づけする必要はまったくない。それを始めたら自己批判だらけになる。とにかく、自分の奥行きを信じ、自分の無限のチカラを無条件で認めてあげるのだ。

自分を励ませるのは、自分だけである。

・「この時までに、このイメージを現実化する」と設定する。その明確な設定をした瞬間に、それを成し遂げるためのシンクロニシティが現れる。その目標は距離はあるけれども、いまもう、すでにここにあるという状態がうまれる。未来からいまの自分をみつめているような状況になること。成功した未来の自分から自分を眺めているような状態のとき、時間は直線ではなく、環のようにとじる=未来といまがつながるのである。これは、現実化しやすくなる仕組みである。


今日はここまで!

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