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中学生の頃…その2

前回の続き

遂に私が標的にされる番が来た。

同じクラブで一緒だっただけだから授業中は平気だったけど、

放課後は何かと意地悪をされた。

ほんの些細な事だったけど、わざと見えるようにひそひそと

こっちを見て何かを言っては笑う。

明らかに私の反応を見て楽しんでいた。

今まで仲良くしていた部活の子も普段は楽しく話しているのに

その子が来たら私から離れていった。

ある事ない事を陰で言われているようだったけど、私は虐めに慣れていた。

でも決して平気な訳ではなかった。

涙が出そうな時も沢山あったけど、絶対に泣いてなんてやるもんか!って。

クラブだって絶対に休んでなんてやるもんか。

相手に「勝った」なんて言わせてなるもんか!ってそれだけで

ひたすら耐えて頑張り抜いた。

でも一番ショックなのは、虐められて泣いていた『男好きといわれていたあの子』がいじめっ子と一緒になって私を虐めてきた事。

むしろ率先して楽しそうにしていた。

人間が信じられなくなった一番最初だったかもしれない。


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