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旦那の料理が美味しい

旦那の料理が上手いし旨い。私はもう負けている。

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彼は、レシピにとても忠実だ。今日はコンソメスープをお願いしたら、完璧に材料を揃え、食材の切り方も調べてレシピ通りに切る。きっちり分量を測り、火入れの時間もタイマーで測っている。出来上がったコンソメスープは、もちろん美味しかった。

レシピに沿ってコツコツ作る旦那と比べると、私はレシピをパッと見て、省けそうな手順を省き、材料も揃わなければ家にあるもので代用しようとする。コンソメがなかったら中華スープ。ウインナーがなかったらベーコン。レシピ無視の効率重視派だ。なので美味しい日もあれば、なんか違う・・・となる日もある。

物事を理解するときに、1から10まで順番に教えてもらった方が理解しやすい人と、最初にざっくり全体像を把握したい人、2種類いるんだよというのをちょっと前にTwitterで見かけた。おそらく旦那は前者、私は後者である。
多分美味しい料理を作れるのは、前者の方かもしれない。いや、でも最初に全体像をざっくり把握、工程を最適化し、レシピ通りに作れば手早く美味しくできそうな気がする。
要するに私が雑なだけ。それだけのことである。

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ちなみに今日旦那は「コンソメスープ」でレシピを検索し、作ってくれた訳だが、その材料が「ポトフ」と酷似していたため、これはコンソメスープではなくポトフになってしまうのではないか?と言うことまで気にして、ポトフのレシピも確認していた。
(ポトフだと野菜の種類、具材が多めらしいです)

いや、コンソメで味付けすればなんでも「コンソメスープ」だろ。と思ってしまうのだが、実は思い込みだけで料理してしまっている可能性もあるのだ。
私がカレーだと思って作っていたものは、実はハヤシライスだった。とか…
それは極端な例であるが、カポナータとラタトゥイユの違いはなかなか日本人にはわからないと思う。どちらも野菜のトマト煮込みって感じだが、カポナータは一旦素揚げした野菜を煮ているらしい。(筑前煮とお煮しめもわかんないね。)

私は、よくおやつとして小麦粉を捏ねてオーブンで焼いた、カチカチの何かを製造し、それを便宜上「スコーン」と呼んで旦那に食べさせていた。ある日、評判のお菓子屋さんで購入した本物のスコーンを買って帰ると、旦那に「いつものスコーンじゃない」と言われてしまった。
本物のスコーンと比べたら、私のスコーンは「岩」でしかないのに。

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※お恥ずかしながらこちらが私の便宜上スコーン、正式名称「岩」です

正しい料理を知らないと言うことは、本物の美味しさを知らない人間を生み出してしまうのかもしれない。そう思うとなんだか怖くなってきた。でも世の中には知らない方が幸せなこともあるし。旦那も美味しいスコーンを知らなければ、私の岩で満足していたわけである。

さて、どちらがいいのだろう。今のところどっちも選べるので、明日はとりあえずレシピに忠実に作ってみることにします。


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※ちなみにこちらは便宜上ハッシュポテト、正式名称「小石のかたまり」です。

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