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福島の偏愛スポット その3【前沢曲家集落】

こんばんは。
本日も福島県の隠れた名所をご紹介します🎵

突然ですが皆さんは、
茅葺き屋根のお家に、
訪れたことありますか?

私は昔、茅葺き屋根を使っている親戚や友人のおうちに訪れたことがあります。

茅葺き屋根のお家は天井が高く、
開放感を強く感じます。
そして蒸し暑いはずの夏も、
家の中は涼しいんですよね。
なにより見た目がカッコいい!

しかし、
定期的に修繕や葺き替えが必要だったり、
虫が付かないよう、
室内から煙で燻す必要があったりと、
手入れが大変!とのことでした。

当時から茅自体も手に入りづらくなっている、という話を聞きましたが、
今では屋根材を全て交換する「葺き替え」に2000万円ほどかかるようです。
家もう1軒建つやん。

そりゃあ、減っていくよなぁ…と。

というわけで今ではおそらく絶滅危惧種の
「茅葺き屋根」。
ですが、まったく見れないわけではない。
岐阜県の白川郷など、茅葺き屋根を使った集落は今も日本に点在しています。

福島県にも、ネギでそば食べることで有名な「大内宿」という茅葺き屋根の集落がありますが、
今回は大内宿のおとなり、
南会津町にある茅葺き屋根の集落
「前沢曲家集落」をご紹介します。

小規模な集落ですが、
茅葺き屋根の、立派なお家が密集しています。

集落名の「曲家」は、
馬と一緒に住むために作られた、
L字型の平面な家屋のことを指すそうです。

人間の生活スペースから1段下のところに
「馬屋」と呼ばれる馬部屋があります。
あたたかい炊事場を馬屋の風上に配置し、馬屋が暖まるように設計されたお家もあったようです。

昔の人はお馬さんを家族のように大切にしていたんですね。
今、もし馬を飼うとしたら、
室内飼いはできるのだろうか?とちょっと考えてしまいました。
集合住宅では絶対ムリだよなぁ、
ガレージ付き1軒家ならいけるかも?などと…

ちなみに馬は現代の道路交通法では軽車両扱いで、基本的には車道を歩く必要があります。

集落には曲家のつくりを見学できる資料館や、

素朴なゼリーが食べられる休憩処もあります。
手作りのブルーベリージャムがかかっていてとても美味しかったです!

ちなみに冬期間はお休みです。
こちらはこの集落の入り口にある、 
駐車場のトイレ。

縁側の景色が素晴らしいですね。
日が暮れるまでぼーっとしていられるような、
素敵な縁側です。


昔の暮らしに思いを馳せながら、
こちらでゆったりした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?

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