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お月見泥棒の思い出

こんばんは。
今年の中秋の名月、皆さんの地域では綺麗に見えていますか?

こちらは綺麗に見えてますよ!
まぶしいくらい!
(写真がイマイチでごめんなさい)

ところで、皆さんの地域は
「お月見泥棒」という慣習、ありましたか?

知らない方のためにお伝えすると、
お月見の夜に、子どもたちだけで近所の家を周り、
「お月見泥棒です!」と告げてお菓子を強奪(?)していく、
「日本版ハロウィン」です。

子どもたちは夜18時頃から集合して、近所の家を回ります。
20時が期限だったような覚えがあります。

お菓子をバッチリ準備してくれる家はだいたい子どもがいる家なので、
まずは友人の家を回ります。
その後時間が余ったら、行ったことのない家に突撃し、
家主の方を困惑させたりしていました(笑)

お菓子の準備方法も家庭によって異なります。

お菓子詰め合わせを1個くれるお宅。
お盆に大量のお菓子を乗せ、ご自由にどうぞ形式のお宅。
何個まで、と個数指定のお宅。
困惑しながらもみかんをくれたお宅。
色んな家庭があって、楽しかったですね。

夜に子どもたちだけで出歩いていると、
少し大人に近づいたような気分になったものです。
しかし、田舎の明かりの少ない、深い夜に飲み込まれてしまいそうな恐怖もあり、友達の手を強く握って歩きました。

そもそも、夜に子どもたちだけで出歩くことのできる治安の良い地域、そしてお菓子を準備してくれる大人のおかげでこのような経験ができたんですよね。

現在住む地域ではこのような慣習はありませんが、中秋の名月にはあの夜の特別な感情を思い出すとともに、沢山の大人に守られて生きてきた経験を思い出し、温かい気持ちになります。

そういえば、お月見泥棒の日は、雨が降った覚えもないなぁ。
空の神様も、子どもたちの大冒険を見守ってくれていたのかもしれませんね。

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