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【詩】こぼしたもの


全ては完璧だった
欲しいものは持っていた

だけど 胸に穴が空いているかのよう
空っぽみたいだ

追いかけすぎて
必要なものをこぼしてしまったのかもしれない
こぼしたことにも気付かずに
それが何だったかもうまく思い出せずに
ただ 空っぽの胸を眺めてた

何かを追いかけていたけれど
それも思い出せずに
何かをこぼしたけれど
それも思い出せずに
ただただ眺めてた

全ては完璧だった
僕は完璧だった


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