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WHOLE BRAIN(ホール・ブレイン) 心が軽くなる「脳」の動かし方

※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です


はじめの一行

まえがき

心の安らぎはすぐそこに
二〇〇八年にわたしはTED講演への招待を受けました。当時、オンライン配信されていたTED講演はたった六本しかなく、そもそもTEDってなんなのか、見当もつきませんでした。(その後TEDは、テクノロジーとエンターテイメントとデザインの頭文字だとわかりました)。私がカリフォルニア州モントレーで行った「奇跡の脳(My Stroke of Insight)」と題する講演は、インターネットでバズった初めてのTED講演となり、TEDと私は同時に世界中で有名になったのです。

WHOLE BRAIN(ホール・ブレイン) 心が軽くなる「脳」の動かし方(ジル・ボルト・テイラー)

きっと著者ジル・ボルト・テイラー博士の名刺代わり的なものが、ここで紹介されたTED講演なんだと思います。
実際に見て見ると、とても心が引き込まれます。
なにしろ、脳卒中で左脳機能が徐々に失われていく様子が描写されているのですから。

本書の内容に続くお話なので、よければ著者のTED講演、一度見て頂くといいかもしれません。


本書の内容

脳の中の四つの人格

冒頭でお話したとおり、著者であるジル・ボルト・テイラー博士は、自身が脳神経学者。
そしてある朝、脳卒中を患い、左脳機能が徐々に失われているという感覚を、まさに自分の主観として体験することになりました。
先に紹介した動画ではその様子がリアルに表現されています。
その様子を観察した博士は、後にある程度脳機能が回復したため、これを研究にまとめました。
左脳と右脳がどのように、人の行動や感情に影響しているかを。

本書では、人の脳内では常に四つのキャラクターが存在すると言います。
まず、キャラ1は、左脳が管轄しており、特徴としては、リーダー、自我。整理整頓好きで、時間厳守。
キャラ2は、やはり左脳担当で、傷ついた子供の自分。不安、恐怖、怒り、自己嫌悪などがここからやってきます。
キャラ3は、右脳の担当で、無邪気な自分。好奇心、遊び心がいっぱいで、今こそが大事。
キャラ4は、ありのままの自分であり、私は宇宙の一部であるという感覚を持っています。

動画や本書を見ていくと、右脳のキャラ4っていうのはいわば悟りの世界。
自分が拡大していく感覚があったり、自分とそれ以外の人や物の境界がなくなるような感覚があったり、かなりスピっぽい。
もしこれが本質的な自分であるならば、左脳は何をしているのでしょうか?
これは例えば社会との折り合いをつけたり、過去の経験から「危険」を察知しそこから遠ざける。
そんな自分の身を守る機能を強く果たしているように思います。

本書では心の中の葛藤が起こっているとき、このキャラ同士が戦っていると言います。
そういった戦いについて、どういう選択を行うか?という事に迷ったときに、この四分類はかなり役に立つような気がします。
よくスピの世界で言う「ワクワクに従って進め」というのは右脳のキャラ3あたりを使えってことかも知れません。

全体として、この4つのキャラクターとどう付き合っていくかの指針を示す一冊。

いやーーー、読書って素晴らしいですね

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ちなみに私はこんな本書いている人です。


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