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運を味方にする 「偶然」の科学
※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です
はじめの一行
幸運と荒海
これは運に関する本だ。もちろん、運とは何かという解釈が人によって違うのは当然で、”ある人の天井は他の人の床”ということわざがあるように、当人のものの見方によって解釈は変わってくる。あなたにとっては幸運なことが、隣に立っている人にとってはまったく違う意味を持つかもしれない。
そこでまず、次の質問について考えてみよう。冒頭で引用した詩で、エミリー・ディキンソンが詠んだように、人は苦労して努力を重ねるからこそ、運に恵まれるのだろうか?
本書にはまえがきらしいまえがきがなく、いきなり本文です。
で、運とは何ぞや、という根源的な問いから始まる。
このテーマは本書全体に賭けられた魔法のようなもので、運を定義することで、実は結論が出てくるのかもしれません。
本書の内容
「ランダムネス」という言葉
本書で多用されている言葉の一つに、「ランダムネス」というものがあります。
ランダムネスという言葉を翻訳すると、偶然性とでも言いましょうか。
要は予測不可能なことを言います。
つまり、物事が起こる可能性については、予測不可能ではないか、ということが本書の中心にあるように思います。
ただ、私たちの脳は、物事をストーリーとして解釈しようとします。
たとえば、∵ のように、点が三つあると人の顔のように見えたりします。
意味のない三つの点を結び付けて、ひとつの何かがあたかもそこに存在するかのように感じます。
これと同じで、偶然起こる一つひとつの点をあえて結び付けて、脳は解釈しようとします。
どんなことでも確率的には起こる可能性があっても、その確率が低ければそれが連続して起こるというところに運を感じたりします。
しかし、確かに稀ではあるものの、それが連続して起こる可能性はゼロではない。
という事はたまたま目の前でその事実が起こることだってあるわけです。
そこがランダムネスの醍醐味なのかもしれません。
私たちはどう対処していけばいいのか?
そんな中で、私たちができる最大のことは、偶然起こること一つ一つに柔軟に対処していく心構えがあることが大事なのではないでしょうか。
何が起こるかわからないのだから、何が起こっても大丈夫、というマインドセットを持てばいいのです。
言うは易く行うは難し、ではありますが、それこそが生きていく中で大事なことだと本書は伝えているように思います。
何が起こっても大丈夫。
いやーーー、読書って素晴らしいですね。
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ちなみに私はこんな本書いている人です。
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