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悩みのループから解放される!「執着しない脳」のつくり方

※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です


はじめの一行

はじめに

執着とは、物事に心が深くとらわれ、ずっと離れない状態のことです。
私たちは、お金や人、過去の出来事などに執着し、ずっとそのことばかり考えてしまうことがあります。
・あの人に言われた嫌なことがずっと忘れられない
・別れた恋人や亡くなった人のことを何度も思い出してしまう
・1円でも損をしたくなくて、人が得していると嫉妬してしまう
・スマホを手放せず、ないと軽くパニックになる
・子どもがゲームをやめず、何時間も続けてしまうこのようなことに、心当たりはないでしょうか?

悩みのループから解放される!「執着しない脳」のつくり方(加藤俊徳)

執着という言葉、誰もが知っているものの、案外リアルな人間関係では声に出して語ることは少ないように思います。
そんななかで、あえて「執着」というテーマを中心に置いた本書は、その冒頭に執着について定義しています。
そのうえで、多くの人が陥りそうな悩みごとを列挙し、ある意味、セオリーにしっかり沿った作りのはじめに、のように感じられます。
私もこの悩みの列挙を読んで、購入を決めました。

本書の内容

執着は避けられない

悟りという事に関心を持った時、大きなテーマになるのが執着です。
悟る過程において、この執着を手放すという事がとても大きな課題であり、これを乗り越えるために人は様々な修行をします。
一方で、本書においては、脳はそもそも執着を避けることができない作りになっている、と言います。

脳は物事を簡略化して、脳はとにかく仕事をさぼる。
その結果、同じところをぐるぐる回る傾向があり、それがいわゆる執着である、と。
いちど「これがいい」とおもうと、そこから意識を外すことが難しいのだそうです。
そういったことを、著者は脳内科医という立場から、数々のMRI等の読影から研究しているそうです。

執着を薄めるたった一つの方法

本書によると、執着をなくすことは出来ないけど、特定の物ごとに対する執着は薄めることは出来るそうです。
何をするか?というと、別の良い執着で上塗りするんだそうです。
執着と言っても悪いものばかりではない。
だから、自分が利用できるような執着をしっかりと上塗りし、悪い執着を弱めていくことをすすめています。

8つの脳番地

著者は本書において、脳には8つの番地がある、と言います。
その脳番地は、いわば、脳の機能別の稼働場所とでも言いましょうか。
なにに執着を持っているかで、その8つの機能のどこが活性化しているかの手がかりをつかみます。
そのうえで、その機能とは違った機能を活性化させることで、全体のバランスをとってったりします。

そのトレーニングは、実はけっこう簡単なものが多く、たとえば、「毎朝今日の目標を15字以内で決める」みたいな、誰でもできることばかり。
そうやって、脳の特定の部分を鍛え、特定の部分の執着を弱めるといった戦略のようです。
簡単に試せることばかりなので、騙されたと思ってやってみるといいかも?

いやーーー、読書って素晴らしいですね。

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ちなみに私はこんな本書いている人です。


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