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神のようになる―カバラーと人生の窮極目的

※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です


はじめの一行

はじめに

この本は、ある監獄の囚人たち全員にあてた手紙です。それはへんてこりんな監獄で、壁の中には山もあれば川もあり、日没すらあります。絶滅に瀕した希少な鳥や珍奇な病気もあり、小さなドラマや大きなドラマ、メロドラマだけではなく、最新式のDVDもあります。この監獄には名前がないけれども、長年にわたって、囚人が次々と補充され、缶詰め状態になっています。囚人はこの監獄を人生と呼んでいますが、よい行いをしたところで、ここを出られるわけではありません。

神のようになる―カバラーと人生の窮極目的(マイケル・バーグ)

このまえがき、読んだとおり、私たちが活きている世界を「監獄」と喝破しています。
じゃあ、この監獄から抜け出すにはどうすればいいのか。それが本書の内容につながっていくのですが、とてもワクワクする始まりです。
もうこのまえがきだけでもすっかりこの本のファンになってしまったのですが、皆様はいかがでしょうか。

本書の内容

私たちは神のように生きるべき

本書はいきなり興味深いたとえ話を出してきます。
山があります。この山にある石ころを、ひろって別のところに置いてみればそれは単なる石ころ。決して山ではありません。
しかしその石ころは、山に戻せばそれは山の一部になります。石ではなく山です。

人間と神の関係も同じで、私たちは神の中にいれば神なのですが、そこから離れた時、人となります。
そして人となったとて、神とどうかすれば私たちはやっぱり神なのです。

で、何が言いたいかというと、私たちは神のように生きる生き物だという事。
奇跡のように思うことも何でも自由自在である、というのがこの考え方の根幹にあるようです。
しかし実際は、そうはなっていない。
それはなぜかというと、ある「敵」が潜んでいるから、神としての生き方を選択出来ていないのです。

その「敵」というのは、「自分だけ受け取りたい欲望」。
いわゆるエゴです。

このエゴを飛び越えて、分かち合いの思いに至った時、私たちは何でもできる、というのが本書の主張。

原始的自己啓発?

カバラ―というのは、ユダヤ教の伝統的な考え方のようです。
これに限らず、宗教に関してみていくと、最近よく言われているような成功哲学的なものと合致するものが多いように思います。
こういった教えが、机上の空論に感じられなくなったのは年の功でしょうか。
やっぱり自分だけ受け取ろうとするのは、だいたい上手くいきません。
けどそれを無意識でやってるから困るわけです。

だからまずはそこに気付き、拒絶し、神の公式を使って、”敵”の正体を暴く。
そして確信をもって、快適への警戒を行い、自分の意志をやり通す。
そういったステップで、神に近づけるようです。

どこまで行けるか、試してみるのもアリかもしれませんね。

いやーーー、読書って素晴らしいですね。

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