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自分のための人生: 一日一日「自分を大事にして生きる」生活術
※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です
はじめの一行
とにかく一日一日を、「徹底的に自分を大事にして生きる」生活術 渡辺淳一
ウエイン・W・ダイア―のこの本ほど、『ニューヨークタイムズ』紙や『タイム』誌のベストセラー・リストで第一位を長期間にわたって独走し、また全世界でも圧倒的に読まれた本はない、といってよい。
著者のダイアーは元来、精神分析学者であり、本書を描いた当時、ニューヨークにあるセント・ジョーンズ大学医学部大学院の心理学の准教授、すなわちアソシエイト・プロフェッサーで、臨床医療もやっていた人である。
ここに引用したのは正式な前書きではなく、訳者の渡辺淳一氏によるものです。
ここまでの大御所になるともはや売り込み臭満々の前書きよりもむしろ、その人のもつ功績を説明する方がおそらく売り上げにつながるのでしょう。最近はあまり名前を聞きませんが、30年くらい前はけっこう本屋さんでは見かける名前だったと思います。ジョセフ・マーフィーがいて、ナポレオン・ヒルがいて、あと何人かいる中の一人という感じの自己啓発の大家ではないかと思います。
この本もあまり新しいものではなく、古いも再編集したものであるということです。
本書の内容
奇をてらった内容ではない納得感
本書の内容をざっくりお話しすると、とにかく読んでいて、全く違和感がないというか、たぶん「ああ、それはそうだよね」と思える内容ばかりといえます。いうなれば常識って感じでしょうか。わかっちゃいるけどなかなかできないことを、一つ一つ確認し、自分なりに改善していく。そんなサイクルを作ることができればいいですね。
多分これを昔に読んだことがあると思います。けど、今とはとらえ方が違っていたというか、当時は何か自分に都合よく解釈していたような気がします。自分で努力せず、周りを変えようかえようとしていた時期だったのですが、そういうことについて書いてある部分は読み飛ばしていたかもしれません。人間、見たくないものは見ていないのですね・・・。
そういう意味では、かつて読んだ本を読み替えしてみることもあるいは必要なのかもしれません。
1章「気」の力 ここから一歩進む勇気
私たちの後ろには「死」というお供がついている。
いつかは私たちは死ぬということだけは確実な中で、そこに向かう中で充実した人生を送るか、恐怖で足をすくんで立ち止まるかの選択は私たち自身の問題。しかし、今の自分は私たちの今までの決意の結果。これを変えるには毎日違う決意が必要となる。それは一度決めればいいというものではなく、何度も何度も決意が必要となる。そこに進む準備はできているか。
そんな問いかけがなされているように思います。
2章自分の価値 「どんな幸せでも」自分で選べる
この章ではまず自分を愛することについて語られてます。自分の価値は自分自身で決めるものである、と。
いかに自分が自分のことを受け入れていないかを確認し、そこから飛び出すことについて書かれています。
3章「自立」と「自尊」の精神 もっと“わがままに”生きていい
人に認められたいと思っていると、それは自分の考えを隠してしまう要因になりがち。
誰かの意思や意見ばかり尊重していても、やっぱり自分のことをないがしろにしていることになりがち。
自分の本心をしっかりとつかみ、それを尊重しよう。
4章「きのうの自分」を超える 「できない」理由をさがすな
多くの場合自分に対する思い込みが、自分に限界を作っている。
例えばこんなループが成立する。
1.私は内気だ→2.あの魅力的な人を見ろ→3.よし、近づきになろう→4.いや、それはできない→5.なぜできないのか→なぜなら→ふりだしにもどる
このループから抜け出そう
5章「今」が最高のチャンス 「過去」にとらわれない人の強さ
この章はまさに、最近よく言われる「今、ここ」の話。過去の後悔と未来への不安で、私たちは動けなくなってしまいがち。今を生きよう、という提案です。
6章「自分の知らない世界」 失敗を土台に、成功する
天才といわれる人には「思い切り」がある。思い切って知らない世界に飛び込むことで、今までとは違うループが始まるのでしょう。一日を単に一万回繰り返すのではなく、新しいフィールドに羽を広げたいものです。
7章「現状打開」の柔軟思考 なぜ「他人の評価」が気になるのか
社会の常識の外にこそヒントがある。そしてなすべきことという足かせを自分にはめていることが多い。その足かせを外してみてはいかがだろうか、という提案です。
8章“けじめ”の行動学 一日、一年、一生をいそがしく生きる
先延ばしというのは、今やらなかったということ。つまり、先に延ばされてるわけではないといいます。さらに、現在という時間をできるだけ精いっぱい生きることからの逃避だといいます。なるほど確かに耳が痛い・・・笑
9章セルフ・コントロールの実践 「怒る心」から自分を解放する
だいたいの怒りは、世の中や自分の周囲の人間に、今のような状態ではなく、自分の望むような状態になってもらいたいと願う結果、生じる、と本書は言います。しかし、残念なことに、こちらが怒れば怒るほど、相手は振る舞いを変えないものですね。
10章「充実人生」へ 今を楽しみ、もっとシンプルに生きられる
どんなときでも創造的に生き、楽しむ。これに尽きるのかもしれません。
私の気づき
本書全体として言っているのは、人は多くの場合周囲の目を気にしたり、評価を気にしたりして、自分の本質的な部分を表に出さず生きているということ。そしてそこから抜け出すための考え方をしさしています。
毎日、何度も読み返して自分をコーチしながら使うのが多分効果的だと思いますが、私はこの本を読んで次のことだけは意識しようと思いました。
一つは、瞬間瞬間を精いっぱい生きるということと、できるだけ先延ばしをしない、ということ。まあこれが結構難しくはあるのですが、できる範囲で意識していきたいと思います。
いやーーー、読書って素晴らしいですね。
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ちなみに私はこんな本書いてる人です。
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