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だしらぼ

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だしの世界を楽しく研究。スープ・ラボのスピンオフ「だしらぼ」のマガジンです。レシピを含め、だしのいろいろな話をしていきます。
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#スープ

【だしらぼ#2】うまみの海に溺れます。だしパック18種類味比べ!

だしをポップに研究する「だしらぼ」。1回目の「いりこだし」も好評でしたが、今回2回目は、みんなの明日からのクオリティ・オブ・ライフが爆上がりする「だしパック」の情報をお届けしたいと思います。 だしパックは、小さな袋の中に粉状のだしの素が入っており、数分煮出すだけでおいしい和のだしがとれるという便利もの。どれがおいしく、使いやすく、コストパフォーマンスが良いか。25種類ほどのだしパックを使ってみた中から、全18種を選んで比較した充実のレポートです。

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【だしらぼ#1】どう使うのがベスト?いりこだし大研究

おいしいだしで世界に平和を!だしらぼは、だしをポップに楽しむための実験室です。2015年に私が行っていたスープ・ラボのスピンオフ企画としてこのたび、ゆるっとスタートしました。 7月の雨の晴れ間に行っただしらぼ1回目のテーマは、いりこ(=煮干し)です。6月に香川にいりこツアーに出かけた私がすっかりいりこに魅せられてしまい、初回はいりこ!となりました。集まったのは、だしに興味津々のうまいもの好きたち。 いりこの生産については、先日書いたこちらをどうぞ。いりこについてよくわかる

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ブロークンかつおだしのとりかた

味噌汁、煮物と、万能に使えるかつおだし。今日は家庭で気負わずできて、日常使いにちょうど良いかつおだしのとりかたです。 まず、一般的なかつおだしのとりかたいろいろなレシピでかつおだしのとりかたを調べると、もっとも多い配合は水800mL~1Lに対してかつお節10~20g。 ①鍋で湯をわかす ②火を止めてかつお節を加え、30秒ほど待つ ③こし器や布を使って絞らないよう自然にこす というものです。 水を昆布だしに変えれば、昆布とかつおの合わせだしとなります。 通常のだしの場合、か

昆布だしのとりかた

明日公開のスープ・レッスンは、トマトのけんちん汁。昆布を使っています。トマトや豆腐の味わいを生かしつつ上手にサポートしてくれるのが、昆布のうまみです。 昆布だし自体はとても手軽で、ふだんの料理にぜひ使いたいもの。そこで、今日は買い物からはじまる〈昆布だしガイド〉です! 昆布の買い方昆布には「産地」「用途」「形状」などで名前がついています。どれがいいのか、迷いますよね。 だし昆布とは、あくまで用途上の呼び方。「日高昆布」「羅臼昆布」「利尻昆布」「真昆布」などが産地を示して

かんたんチキンブイヨン

西洋のだしである、ブイヨン。コンソメキューブではなく、自分で作るとすごくおいしいのですが、時間もかかるし、なにより材料を揃えるのが、なかなかたいへんです。 何回も作っているうちに ●なるべく低単価で ●簡単に ●何にでも使えて ●結構おいしく と、いうところで落ち着いたのが、この超シンプルなチキンブイヨン。 まずは材料から見てみましょう。 材料(ブイヨン700mL分) 鶏手羽先…6~8本(400~500g) 塩…ふたつまみ 長ねぎの青いところ…10cmぐらい よく

フルーツからだしをとる!2015.11.20 拡大版スープラボ・レポート<晩秋のスイート・スープ>

11月の週末の夜、神保町LAB&Kitchenにて開かれたスープ・ラボ。テーマはスイート・スープです。季節の果実で甘いスープを作るという、かなりマニアックな今回のテーマに、食いしん坊の面々が集まりました。 ところで、フルーツのスープを日常食として食べている人はあまりいないんじゃないでしょうか。甘いの? 甘くないの? デザートなの? ごはんなの? そんな疑問に応えるべく、今回のラボではこんなプログラムをご用意しました。 ウォーターからポタージュまで。フルーツ5変化、味くらべ

長い長い一日と、金のコンソメ。2015.9.17 スープラボ・レポート

完璧な、という意味を持つ、コンソメ(consommé)。肉と野菜を長時間煮込んでとったブイヨンをベースとして、もう一度肉や野菜を足して煮出し、複雑なうまみと風味を引き出します。時間と労力に糸目をつけない、贅沢で洗練されたスープの王様です。 スープ・ラボでは、酔狂にも(酔狂が身上!)このコンソメを一日かけて作ることにしました。長時間となるためゲストは迎えずに行う、ひとりラボです。 コンソメ最大の特徴といえば、あの透明感ではないでしょうか。ブイヨンを澄ませる“クラリフィエ(c

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値段と時間を考える。コンソメスープごはん~週末のスープごはん

ホテルの結婚式などで出てくる「コンソメ」。牛の骨や肉や鶏で7~8時間かけてとった、それだけでも美味しいブイヨンを、さらに肉や野菜、そして卵白を使って透明に澄ませるという、贅沢の極みともいえるスープです。 しかし、これを作るとなるとハードルは高い!実際に作ってみたところ、最終的に約2リットルのコンソメスープを作るために要した時間はおよそ13時間。そしてお値段は約1万7000円ほどかかってしまいました。(そのときの様子はこちら)一般家庭で作るのは至難といってよいでしょう。 て

だしパック大研究! 2015.6.8スープラボ・レポート

6月のスープ・ラボは、東京・日本橋から始まります。 そう、今、日本橋はだしの老舗や販売店が集中。熱いだし合戦が繰り広げられている和だしスポットなのです。 かつおぶしのにんべん。 昆布の奥井海生堂。 だしのニューウェーブ、茅乃舎。これらの専門店はコレド室町に出店中です。このほかにも食材の富沢商店や干物店にもだしパック発見! もちろん昔からの乾物類の老舗も堂々と。こちら八木長本店。 そして何といっても、日本橋には三越と高島屋という、デパ地下食品売場の二大巨頭がそびえたっ

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