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スープ・レッスンseason6.秋

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cakesに連載していた『スープ・レッスン』を季節ごとにまとめています。こちらは秋のスープ18選。どれも食卓で長く愛されるレシピばかりです。
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2023年10月の記事一覧

おいしさ三つ巴! しいたけ、手羽先、昆布のスープ

すべてのうまみを吸いこんだ、しいたけの底力。真っ黒なかさと太い軸で一本立ちするしいたけは、秋のきのこの代表格。うまみも歯ごたえも香りも強いしいたけを主役に、スープを作ります。 しいたけは、単にうまみを出すだけではありません。スープに出たほかの具材のうまみを、スポンジのように自分の中に取り込んで閉じ込めるのです。熱々のしいたけを口に含むとしいたけはもちろん、鶏や昆布のうまみもたっぷり含んだおいしい汁がジュワっとしみ出します。鶏、昆布、しいたけ。それぞれのうまみ成分がクロスした

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たたいて味がしみわたる! れんこんとソーセージのスープ

ボリューミーな一皿で、お腹も心も大満足根菜のおいしさを味わう、冬ならではのスープを作りましょう。使うのは、れんこんです。穴あきの姿が特長的なれんこんを、今回はダイナミックにたたいて使います。 ランダムな形になったれんこんの、割れた部分にスープのうまみがしみこんでいきます。よく煮るとれんこん特有のもっちり、ほっこりとした食べ応えが出てきて、きんぴらなどで食べるようなシャキシャキのれんこんとはまた違う、スープならではの魅力が引き出されます。 合わせるのはソーセージ。こっちもラ

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あっさりうま塩スープで食べる、えびとチンゲンサイ

ちょっといいお店で出てくるスープが、こんなに簡単に。食卓にあるとうれしい中華風のスープを作りましょう。みんな大好きなえびを、秋が旬のチンゲンサイや豆腐とともにさっと煮るだけの本当に手軽なシンプルスープです。 スープで相性のよい鉄板の組み合わせというものがあり、えびと青菜もその一つ。えびの赤と青菜の緑、豆腐の白で目にも鮮やか。えびの強いうまみや香りが青菜のクセをカバーし、同時にさっぱりした青菜がえびの濃さを中和してくれます。強めのとろみで具材に一体感がついて、絹ごし豆腐がふる

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たまねぎのうまみ弾ける! シンプル極めたミネストローネ

たまねぎの底力を思い知る9月に入ると、北海道のたまねぎが出荷されます。一年中、どんな料理にも使うたまねぎですが、その実力を感じられるおいしいスープをご紹介します。とろとろ甘いたまねぎを軽い酸味のあるトマト味で食べる、ミネストローネの原型みたいなスープです。 最初にたまねぎとにんにくをオリーブオイルで炒めたら、あとはトマトジュースと水を注いで煮込むだけ。この超絶シンプルな作り方で驚くようなうまみが出るのです。このままパンを添えるだけでも十分に満ち足りる一皿ですが、今日は卵をぽ

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おいもの甘みと鶏のうまみが、味噌の香りにつつまれて。

鶏肉ごろごろ、メインのおかず。秋冬の味覚の代表、さつまいも。採れたての秋口より、10月後半から11月に入ると甘く、おいしくなっていきます。このさつまいもを、相性のよい鶏肉と合わせて味噌仕立てにしようと思います。 さつま汁は、薩摩、つまり鹿児島の郷土食ですが、一説には豚汁のルーツともいわれています。肉、野菜、味噌をコトコト煮込んだ汁は単なる味噌汁とは違って味わい深く、ごはんのおかずとしてもこれだけで十分に満足感のあるものです。今回はさつまいも、鶏、ねぎの超シンプルバージョンで

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ほくほくおいしい、ごぼうと鶏ひき肉のシンプルスープ

お団子風のひき肉はスプーンで落とすだけ!ほっくりした食感とゆたかな香りを持つごぼうを、シンプルな鶏塩味のスープで食べましょう。秋が深まり、ごぼうがおいしくなった季節にぜひ試してほしい一品です。 豚汁やきんぴらなど濃いめの味つけもよいですが、あっさり塩味もおいしいものです。小さな鶏団子に見えるのは、鶏ひき肉をスプーンですくってポトポト落としたもの。これをミニサイズのつくね風に仕上げます。 ごぼうの洗い方、切り方も丁寧に解説しますので、あまりこれまで使ったことがないという方も

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