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「今夏のトレンド戦略2021」〜かん味処#7 ~での学び

1. 参加理由

初回からの講座の学びが、毎回発展して繋がっていく組み立てになっているので今回も参加。知り合いの農家さんたちに、学んできたことを還元できたら嬉しい。ただ、私はコンサルタントではないので、本当に彼らにコンサルタントが必要な場合は、菅さんに相談するつもり。

2. 学んだこと

毎回濃い内容ですが、その中でも私自身が特に興味を持った点を挙げます。

A)コロナ収束後のマーケット変化のヒントはたくさんある
ここでも第6回のかん味処「情報分析、市場調査の仕方」は活きる。街に出ての観察だけでもかなりの情報を得ることができる。その際に「自分の常識」≠「世間の常識」なので、客観的な観察、判断を忘れてはいけない。
(例)
・コンビニの単価アップ
・店舗型飲食チェーン店撤退後に出店する飲食店の傾向

B) 注目すべきコンセプト
■在宅勤務が基本となる生活で、食がより楽しくなる商品
(例)炭酸水メーカー
■体験型の食
(例)手巻き寿司セット

c)農家さん、漁師さんができること何か

生産者が目利き的な役割を担う。

消費者にとって、食材選びでのパートナーになれるかが生き残りの分かれ道。例えば、毎年この時期に「この人」から「これ」を買うという消費者に思ってもらえる人になればいい。それには、「旬」の時期に「一推しの食べ方の提案」が有効。

3. 講義の実践=自問自答

前回の「かん味処」で学んだ通り、「私の経験」≠「普遍性があるものではない」とは理解しているが、私は「この人からこれを買う」が複数ケースmっている。例えば、「4月、グレープフルーツ、南さつま市笠沙町の長崎さん」、「4月、そら豆、指宿市川尻の浦野さん」。しかし、必ずしも彼らは、「一推しの食べ方の提案」の提案はしていない。共通しているのは、一番美味しいと思うタイミングで収穫していること。やはり、基本は「ちゃんと美味しいものを作る」。ここに回帰する。

その上で、消費者との関係性を作るには、地元での販売が一番有効かもしれない。特に旬が短いものや、傷みやすくて輸送に向かない食べ物については、これが当てはまるだろう。

「旬と一推しの食べ方」の提案は、八百屋さん相手でも同じ。優秀な八百屋さんに取り扱ってもらうためには必要なこと。八百屋さん経由で「選ばれる人」になるのも一つの手段。

一方、ある人が百貨店のバイヤーさんに言われたのは、「消費者の特権は忘れること」。だから、「この前食べたXXさんが作ったものが美味しかったから」と買いに来ても、売り切れていたら代わりに「〇〇さんが作ったもの」を買って帰り、最初の商品のことは忘れる。全てのケースがこれに当てはまるとは思えないが、オンリーワンになるのは難しい。「ちゃんと美味しいものを作る」→「旬のものを、一推しの食べ方と一緒に発信する」→「自分の商品のターゲットに合う場所で販売する」の繰り返しが、「自分を選んでくれる人」を増やす基本ではないだろうか。

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