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「商品PRの文章をつくる」〜産直茶屋"かん味処" #4〜での学び

1. 参加理由

商品PRは、私自身の商品である『かごんま食べる通信』の購読者増だけでなく、仕事を通じて知り合った生産者さんにも伝えていきたいと思ったため。

2. 学んだこと

1)売り場によってPRの文言を変える。

売り場ごとに、そこに来るお客様が「なぜ私の商品を買ってくれるのか」を深く考えて文言を決める。

産直:地元で販売するので、産地名は不要。必要なのはカテゴリーと旬。

百貨店:それなりの値段を払っても購入する価値があるものと思わせる文言が必要。例えば、「航空便で直送」。

ECサイト:画像でしか商品を見ることができないので、売り場の「シズル感」がない。だから情景が浮かぶような文言が必要。例えば、「雪解け」、「サロマ湖」。

2)商品名はわかりやすいものにする。

”かん味処”の講義を受けるようになって、付き合いがある生産者さんと話をしている際に、「あ、これはこの前の講義に出てきた」と思うことが増えた。第4回の後にも、こんなことがありました。

鹿児島県は養殖カンパチの生産量日本一。県内数カ所で養殖が行われていて、それぞれの産地が独自の商品名で販売している。鹿屋市漁協「かのやカンパチ」、高山漁協「辺塚だいだいカンパチ」、ねじめ漁協「ねじめ黄金カンパチ」、山川町漁協「いぶすき 菜の花 カンパチ」といずれも「カンパチ」ということが商品名からわかる。ところが、県内の最大のカンパチの養殖場を誇る垂水市漁協の商品名は、「海の桜勘(おうかん)」。桜は「桜島」、勘は「勘八(カンパチ)」から取ったそうだが、この商品名ではひと目で「カンパチ」とはわからない。それを某関係者が嘆いていたのを聞いて、今回の講義の教えを体感。

私自身の商品『かごんま食べる通信』でも検証。鹿児島弁を知っている人であれば、「かごんま」が「鹿児島」を意味することは理解できる。だが、『かごんま食べる通信』のターゲット読者層は、その人たちだけではない。

キャッチフレーズ

『かごんま食べる通信』の誌面のデザイナーは、『かごんま食べる通信』のキャッチフレーズ(上図)に、kagonmaと入れた。今回の講義を受けた後、「よくぞ入れてくれました」とデザイナーへの感謝の念が増しました。

3. 今後学びたいこと

第5回目の講義、「市場調査の方法」も楽しみにしています。



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