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2022年もありがとうございました

 さて、みなさま無事に仕事を納め、のんびりと年末をお過ごしでしょうか。僕は毎年のことながら、絶賛お仕事中でございます。たまにはあれだよね。寝正月とかやってみたいよね。のんべんだらりと。

 今年は、僕にとってはなんか落ち着かない一年でして、刊行は文庫2冊のみと、ちょっとふがいない結果にはなりました。去年、おととしと、話題作のノベライズだ自著の映画化だとばたばたしまして、ガタがきたというか、気が抜けた部分もあろうかなと反省しております。

 今年は精神を持っていかれる出来事が多かったなあと思います。なかなか収束しない新型コロナ、ウクライナの戦争、首相銃撃事件など、目や耳にどうしても入ってきてしまう情報を前に心を平静に保つことができず、筆が進まない日もありました。そういうときって、書こうとするとなんか書き過ぎちゃうんですよね。なにかを伝えたい、感じてほしい、という思いが先走って、言葉が溢れてしまうというか。後で削らなきゃいけないので二度手間になるんですけど。

 また、私生活でも結婚という大変化もありまして。43にもなって結婚するとは思わなかったなあ。4月1日に入籍したもので、各所から「ほんとかウソかわかんなかった」というクレームお話をいただきましたけれども、まあ、小説家なんて存在自体がほんとかウソかわからないくらいでちょうどいいんじゃないかと思います。

 もう鬼も笑わないと思いますので来年の抱負的なことも言いますけれども、ついにね、僕もデビューから10年目に突入するんですよ。10年だからといって別に特別なことをやるわけではないですが、節目の年ではありますから、みなさまにいい作品を届けていけるといいなと思います。いくつか企画も準備中ですのでお楽しみに。あとね、来年は引越しをして、いろんな意味でしっかり根を張っていければいいなと思います。

ということで、本年も一年ありがとうございました。
また来年も何卒お引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。


 2022年すべりこみ刊行の新刊も、お正月休みのお供にぜひぜひ。



小説家。2012年「名も無き世界のエンドロール」で第25回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。仙台出身。ちくちくと小説を書いております。■お仕事のご依頼などこちら→ loudspirits-offer@yahoo.co.jp