作者が使い込んだ道具達への愛情が感じられます・・

生徒さんが作品に取りかかる前に何を描くのかを話し合う時間を
設けています。
・こんなに素敵な風景を、こんなにかわいいペットを絵にしたい。
・こんなに哀しかった思いを、絵に残しておきたい。
・こんなに嬉しい事を、みんなに伝える為に絵にしたい。それぞれの想いや感動や想像があって、モチーフは決まって来ます。
そんな想いのこもった生徒さんの作品を、
ご紹介していきたいと思います。     　　　　  　　　　　若林　薫

描き終えて　　　SM　　　アクリル画　　　YSさん

サムホール（15.8×22.7㎝）の小作品ながら
しっかり描き込まれた作品です

油絵を思わせる重量感の有る一枚ですが
作者が普段使用している
アクリル絵の具のチューブが
モチーフとなっています

風景を描いたのか
静物を描いた後なのか
解りませんが 作者が使い込んだ
道具達への愛情が感じられます

画板やテーブルの様子も程良く
チューブのレイアウトや空間の処理も
上手く行なわれています

他の道具類の姿が見えないのが
純粋に 絵の具のチューブと
対話している作品に
なっていると思います
                                
　　　　　　　　　　　　　 絵画講師　　若林 薫　評

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