ところが この作品に見える景色は お台場では 無く北欧のさびれた漁村と点の様に描かれた漁師の姿です
この橋は 東京湾の内房にある石橋を
描いています
作者自身が北欧に勤務した折に
訪れたカイマル海峡に
架かる橋に重ねて
描画したものと思われます
東京湾に在るその橋は
かつて敵艦を迎え討つ為の
砲台へと続いていた橋です
ところがこの作品に
見える景色はお台場では無く
北欧のさびれた漁村と
点の様に描かれた漁師の姿です
晴れてはいるものの
波はかなり高そうです
厳しい環境での生活が見てとれます
技法はスポンジ(海綿)を
細く切って
竹串や楊枝の先に巻き付け緻密に描かれ
石の質感もよく出ています
橋の中央に映る欄干の影が
とても印象に残ります
洋の東西を合成したアイディアも
シュールリアリズム(超現実主義)的表現で
大変 興味深い作品に仕上がっています
絵画講師 若林 薫 評
「作品をご覧頂きありがとうございました。気に入って頂けましたら、
スキ・コメント・フォローなど頂けますと創作活動の励みになります。
よろしくお願い致します!」
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