
何か目標や夢が有り それに向う心の動きを表現して・・・
生徒さんが作品に取りかかる前に何を描くのかを
話し合う時間を設けています。
・こんなに素敵な風景を、こんなにかわいいペットを絵にしたい。
・こんなに哀しかった思いを、絵に残しておきたい。
・こんなに嬉しい事を、みんなに伝える為に絵にしたい。
それぞれの想いや感動や想像があって、モチーフは決まって来ます。
そんな想いのこもった生徒さんの作品を、
ご紹介していきたいと思います。 若林 薫

真っ平な地平線から一匹の白い羊が
こちらに向って来ます
空は青く晴れわたり 大地は緑におおわれて
さわやかな空気を感じます
その天と地の狭間に居る羊は
作者自身なのでしょう
扉の様なプレートが宙に浮いたり
地面に接しそうになったり
間隔も密なところと距離を置いたところ
そして重なり合ったところと色々です
何か目標や夢が有り それに向う心の動きを
表現しているのかもしてません
黒いプレートをよく見てみると
開口部が大きくなったり狭くなったり
又 黒枠が細く切れそうな物も有ったりします
これは作者が希望する何かの可能性が見えた時と
その反対に不可能に思えて
その開口部が小さくなっているのでしょう
日々変化する心の動きを
数枚の黒いプレートを利用する事で
その想いを強烈に主張するのではなく
暗示する様に 見る側へ
そっと語り掛けているのだと思います
タイトルは「夢のまた夢」と なっているので
叶わぬものと感じてしまいがちですが
静かな中にも自分が求めている事を 成し遂げようとする
作者の強い意志が汲み取れる
作品になっていると思います
絵画講師 若林 薫 評

昨年末AIさんは初めての個展をしました。
「作品をご覧頂きありがとうございました。気に入って頂けましたら、
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よろしくお願い致します!」
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