
「春の渚」海の贈りものを見つめる少女何をか想う・・・
絵画は生きている証を次の世代に残す作業であり
絵画はその時代を映す鏡だと思います
今強く感じることを描き残し 描き続けて行きます
入江はまだ少し 北風を感じさせるけれど
渚はもう 小魚の群れで お祭り騒ぎ
波打ち際の水しぶきは ほとばしり
春の光に染まって キラキラと輝く
砂浜に千鳥の足跡を追う
子供たちのはしゃぐ声
小犬の散歩
海の贈りものを見つめる少女
何をか想う
白い小石 シーグラス 貝殻は江戸紫
どこからか
ピアノとチェロとヴァイオリンの音色
春の海辺の三重奏は
初めてときめく
恋の予感

大学入試も終わって 合格発表の知らせも頂いて
全てが解放され 早春の光の中で
今やっと青春を感じている少女が居る
今まで見えなかった
聴こえなかった
感じなかった物事が
一挙に彼女を襲う
波と砂浜が織りなす物語や
海の贈りものに
遠い異国の人々の生活に思いを馳せたり
又すぐと近くに居る人に
恋心を感じ始めている自分に気付き
胸が痛くなるのを
おぼえたりと
春の一日は何かと忙しいのです
描き方
木製パネルに寒冷紗をジェッソで貼り
シェルマチエールで絵肌を創り
渚の潮の干満と水しぶきをイメージし
水玉を配置したり 海風の吹く様子を
曲線を使い中央に描いています

「作品をご覧頂きありがとうございました。気に入って頂けましたら、
スキ・コメント・フォローなど頂けますと創作活動の励みになります。
よろしくお願い致します!」
この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!