「HBに入れるだけHMケーキ」の失敗:一回目は黒い塊、二回目は生焼け・・・
タイトルは「ホームベーカリー(パン焼き器)にホットケーキミックスを投入するだけのケーキ」の意味。ホームベーカリーは「HB」、ホットケーキミックスが「HM」です。クックパッドなどの料理サイトやブログで「HB」などが当たり前の略語になっていて、語感がかっこいいので引用しました。
そして HB & HM で楽勝のはずが・・・。
それなりに迷って購入したHBが我が家に届き、期待いっぱいで作ったら、ココアパウダーを入れたせいもあるけど、黒く堅い塊(かたまり)になりました。
その翌日に作った二回目は生焼けに。この惨状がトップの画像です。レーズンまで投入したのに・・・。
もちろん、この失敗はひとえに私の責任です。HBやHM、私が参照したサイトにまったく落ち度はありません。それどころか、さまざまな方が自家製パンの魅力を紹介していて(朝、焼きたてのパンの香りで目覚める、など)、リベンジ上等!という気になっています。
まずはHBの減価償却を目標に?チャレンジの軌跡を書き残したいと思います。
HBの機種と紫苑さんの本
HBは siroca(シロカ)の SB-1D151。絶対に誤解していただきたくないのは、失敗の原因はシロカではなく 、10対ゼロで私のせいです。A4サイズに収まるコンパクトな機種で、濃いめのブラウン色が我が家の台所に合います。機種はこちら。
SB-1D151は定価が1万3千円以上するところ、未使用という中古品を8千円弱で購入しました。初めてのHBなのに説明書とレシピ本が欠品なのは痛いですが、この金額はうれしい。一年間に毎週2回、パン作りをすると、機械のコストは一回あたり80円ほどになる計算です。
さらにこの機種は、あのマルコメが監修した甘酒や塩麹づくりも可能です。ヨーグルトも作ったりして週に3、4回使うと、十分にお値段の元がとれるはず。
もちろん、無事に作れればですが・・・。
そもそもHBの購入を思い立ったきっかけは、おしゃれで楽しい節約を提唱されている紫苑さんというブロガーが書かれた、次の書籍です。
紫苑『71歳、年金月5万円、あるもので工夫する楽しい節約生活』(大和書房、2022年)
この書籍の写真で、自家製のオイルサーディンや鶏ハムをのせたパンがおいしそうでした。パンも手作りとのことで、紫苑さんのブログを検索したところ、シロカ SB-1D151を買われたことが分かりました。
紫苑さんのブログ「ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫」の、2021年4月2日の記事
こんなポジティブな記事を読み、シロカ SB-1D151でパンを作りたい!と思い立った次第です。繰り返しになりますが、HB購入とパン作り大敗などなどはブログやシロカにいっさい関係はなく、10対ゼロの割合ですべて私の責任です。
HMは「しろくまちゃんのほっとけーきみっくす」
ホームベーカリーを購入するもう一つのきっかけ(引き金?)は、森永ホットケーキミックスの「こぐまちゃん」バージョンを見かけたことです。とにかくかわいくて、3種類あるパッケージのどれにするかを真剣に迷いました。
森永製菓「しろくまちゃんのほっとけーき」キャンペーン
これで、HBさえあればおいしいホットケーキが簡単にできる!と思ってしまいました。実際に料理系のサイトやブログを検索してみると、「HB&HMで簡単」というレシピが紹介されていました。
パン作りは強力粉やベーキングパウダーなどの食材を買いそろえ、グラム単位で細かく計る、というややこしさがあるので二の足を踏んでいましたが、ホットケーキミックスがあれば楽勝!と思えました。
その安易さが問題であり、これも繰り返しになりますが、パン焼きの失敗はすべて私の責任です。森永ホットケーキミックスやこぐまちゃんにまったく問題はなく、むしろ「ほっとけーき」キャンペーンは永遠に続けていただきたいです。
HBの第1、2回目:失敗の記録
いよいよHBが届き、早速、しろくまちゃんHMで作りました。
今にして思えばその適当さが自分でも心配になるくらいですが、HMのパッケージの裏側に書かれていた材料を入れ、セールだった「田辺農園」のバナナを一本、細かく潰して加え、シロカの「16. ケーキ」という設定でスイッチオン。
さすがに説明書はダウンロードして目を通し、卵→粉→牛乳の順に入れました。最後にココアパウダーとオリーブオイルを載せました。
所要時間は「2時間13分」。わくわくして待ちましたが、出来上がりまぎわになっても、よい香りがしてこない。そこにブザー音が。蓋を開けるとふくらんでいない・・・。
第1回目は残念な結果に。ちゃんとレシピを読もうと反省しました。
ダウンロードしたシロカの説明書には、HMを使ったレシピはありませんでした。そこで、いくつかブログ記事を読み、HMが「150グラム」では少なすぎることが分かりました。森永ホットケーキミックスは150グラムに小分けされているので、他の袋から50グラムを足して200グラムにして、再挑戦しました。ココアパウダーはなしで、バナナとシナモンパウダーを入れました。
途中で鳴るブザー音は、材料を追加する合図だと知りました。そこで、レーズンを少々、投入してみました。
そして「2時間13分」後。
第2回目は、1回目に比べると改善できた気がしますが・・・生焼けで、スライスしてオーブントースターで焼くとドイツパンみたいで、無理やりですがそれなりにおいしかったです。
「16. ケーキ」モードではなく、「2時間38分」かかる「2. 早焼きパン」の設定がよかったのかも、と思います。最も基本の「1. 食パン」だと「3時間53分」かかるとか、シロカ、奥が深すぎる・・・。
こんな具合では、せっかくのHBもHMももったいない、と心底思いました。次は、ちゃんとシロカ公式のレシピのとおりに計測した強力粉やドライイーストなどを使ったベーシックなパンづくりを、まずは体得したいと思います。
うまくなったら、「しろくまちゃんのほっとけーきみっくす」で作りたいです。「HB&HMで簡単」だなんて、上級者の応用編だと痛感しました。おいしい話は用心しなければ!