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手紙15

怖い夢を見ることがある。
今ではもう覚えていないけれど、起きたときに、現実なのか夢なのか迷うくらい鮮明な夢。
内容は大まかに分けると、追いかけられる夢、何かを追い求める夢で、ひたすら動いているので目覚めてもどっと疲れていた。


今までの私は、何で朝からこんな夢を見るのか…と1日を最悪な気持ちでスタートすることが多かった。
自分を好きになる・自分を受け入れる努力をするようになってからは、今までしてこなかったことの反動かな?と思えるようになった。
げっそり疲れてはいるけれど、反動だから仕方がないと思い、気持ちの切り替えができるようになった。


先日久しぶりに怖い夢を見た。
ジャングルジムが延々と続く空間で、あるお笑い芸人に追いかけられるという、今考えるととてもシュールで面白い夢だけれども、起きたときは怖くて仕方がなかった。


この夢で気がついたことがあった。
私の嫌な夢に共通しているのは、『声が出せない』ことだった。


追いかけられて「助けて」と叫びたいのに声が出ない
何かを追いかけていて「ちょっと待って」と呼び止めたいのに声が出ない
どうにかしたいのに、どうにもできず、ただただ走り回っている…そんな夢ばかりだと気がついた。
私は夢の中でも自分の気持ちを表現することが苦手らしい。


そのことに気がついて意識するようになったせいか、昨日見た夢は、あるドラマのワンシーンだったけれど、声が出るものだった。
『声が出た』ただそれだけのことだけれど、なんか嬉しかった。
noteに自分の気持ちを書く習慣のお陰で今回気がつくことができた。ありがたい。

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