15年目にして乳がんが再発したアラフィフ独身のお話 2
15年目にして再発した左の乳がん、針生検の結果を聞きに行く日がやってきました。同日に造影剤を使ってのMRIと言われていたので、他臓器への転移を調べるのかと思ったら胸だけのMRIで、一番気になる部分を先延ばしにされてメンタルが順調に弱りつつあるアラフィフです、こんにちは。
診察前にMRIという事だったので放射線科へ向かい、看護師さんが造影剤を入れるための準備で注射針を入れにきてくれたのですが……が。前回の記事でも書きましたが、ワタクシ、出ない&細い&逃げるという看護師さんに申し訳ない血管しか持ち合わせておらず、最初にきた看護師さんは成功に至らず、MRIの先生が直前に刺すこと。しかしこの先生の方が容赦なくて、腕の血管を早々に諦め、手の甲の血管へのチャレンジになったは良いのですが、
失敗しまくるんですわ。
最終的に親指の付け根あたりの血管で成功に到ったのですが、毎回「痛いですよ」「一番痛いですよ!」って言うのに笑い堪えるのに必死でした。しかもどうやら針抜くと血が出るからと、失敗した場所にも針刺したままMRIやってたみたいで(笑)終了後に針抜かれまくったのが一番痛かったです。ちなみに絆創膏は手の甲だけで4枚でしたが、剥いでみたら5か所さされてました。流石にこれは新記録!しかも後日、造影剤CT検査も入ってしまって、またこの針山状態にされるのかと思うと不安になってまいりましたよ!!!
そんな大騒ぎな検査を終えて我が主治医の診察へ。
相変わらず淡々とした様子で「こことここですね」と。2ヶ所なのか、形状が不規則で1個が2個に見えるのかは謎ですが、2個あるぽいと。しかしやっぱり先生が虚無なので私も虚無で「ア…ッ、ハイ……」しか言えないやりとり。
そして、針生検の結果、15年前はトリプルネガティブだったのですが今回は違うタイプらしいと。なるほど全然分からん!と、虚無を振り切って必死で「それは…再発ではなく新しくできたという事ですか?」と聞くと「おそらく」という答え。それは再発ではないと喜んで良いのか、違うタイプが出来て悲しんで良いのかと頭の中ぐるぐるしていると、どうやら担当医が代わるらしく、隣の部屋の先生に引き継ぐので待てというご指示。まあ主治医もう嘱託らしいので、そういう事もあるかなーと、お隣の待合へ。
待ってる間に再発で乳がんのタイプが変わるかを調べまくったところ、変わる事は結構あるという検索結果が多くて「なるほど?」と、『寅に翼』の星先生ばりのなるほどを脳内で繰り返しましたわ。
そして担当代わった女医さんもやはり「変わる事はある」というので、先生の間でも意見が分かれる事なのかなぁ、と。幸いにも変わったタイプはおだやかなタイプらしいのでおだやかなままこれ以上増えずに静かに死滅してって欲しい所存です。毎日左胸に向かって「滅びよ」と念じる中二病が抜けきらないアラフィフでした。
そして混乱のまま同時再建するかどうかを聞かれて、今日形成の先生に話を伺いに行ったのですが、とても悩ましい……体の負担と残り寿命と、金銭的な問題とを考えると、しなくても良いかな……と思う自分と、少しでも普通にいたい自分との葛藤が(笑)
早くにがんになった関係もあり、保険の備えが不十分なのが残念なところで(笑)ほんと皆、保険は30代からちゃんと入っておこうね!!と周りに言いまくって保険屋のおばちゃんみたいになりつつありますが、ホント保険はちゃんと入っておいた方が損ないよ!!!!!!!