コロナ禍で仕事が完全になくなったイベント裏方がもがいた、書き残し #0

2020年。東京オリンピックイヤー。(だったはず)

1月の武漢ロックダウン・日本での症例確認から瞬く間に感染が全世界に広がってしまった新型コロナウィルス"COVID-19"

感染拡大により"三密防止"として、まず大型イベントの自粛が要請され、次第に外出自体の自粛が要請され、在宅することのみが推奨される世の中へと変化した、2020年4月。

まず最初に自粛要請されたのが「大型イベント」であった。
エンタメでは大型ライブからライブハウスのような興行まで、スポーツでも観客が多数集まったり、都市マラソンのような大人数が集まるイベントの自粛がまず第一に自粛要請が始まった。

私は職業 ”舞台監督”。
ライブやコンサートの現場で歌手らタレントや関わる全スタッフを取りまとめるのが私の仕事だったが、新型コロナにより突然、仕事どころか、仕事をしていた場自体が完全にストップしてしまった。私はコンサート以外にもスポーツイベントやマラソン大会の運営というスポーツ現場の取りまとめのお仕事もいただいていたが、いずれも大人数が集まるものばかりで、仕事の全部がストップしてしまった。

このような事態になることを、もちろん想像できていなかった。
私は堅実とはほど遠いタイプで、目の前のやりたいことをやるためには多少の無茶をもいとわずに生きてきたので、蓄えるという発想自体なかったため、仕事がなくなるというのは即、非常事態となった。
しかも長期化の予想もある、新型コロナウィルス…。

「これはまずい」と思い、私は自分のこれまでのスキルを活かしつつ、一時的にできそうな仕事を、事が重大化する前にと全力で探した・・・。

もしコロナ禍がなければ、出会うことすら絶対になかった人たちと出会ったことと、コロナによりいかに自分がエンターテインメント界に救われていたか…と気づかされる話と、両局面から、このコロナ禍で仕事をなくしたイベントの裏方の体験談として書き残しておこうと思う。

次回は、コロナ禍に突入してしまい仕事を完全になくした後、とった行動をつづります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?