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ドクターXと、覚悟を持って走る人が気がつかせてくれたこと

大好きなドラマ「ドクターX」を観ていて、
劇中の決めナレーションで言われる言葉

"群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い、
専門医のライセンスと叩き上げのスキルだけが彼女の武器だ"

という言葉を聞いて、突然ハッとした。

今年レースのサポートを担当させてもらった長田豪史選手は
いつも"世界で戦うアスリートになるために走り続けます"
と言っている。
それはつまり、いつどんな時も、走り続けなければいけない、
ということ。

ドクターXにとって、ライセンスと叩き上げのスキルが武器ならば、
トップアスリートランナーは、自身の身体と脚だけが武器。

浮かない気持ちだろうが、雨でも風でも雪でも、
自分がどんな状況におかれても、ただひたすらに走り続けるしかない。

その覚悟を想像すると、身が引き締まる想いがした。

私自身今年、新しいチャレンジをしてみたものの、
やっていても楽しくないどころか、どんどん苦しくなる一方で、
UTMBの時、シャモニーのゴールゲートの前で、呆然と、
ただ泣くことしかできなかったあの日を思い出してしまった。

もやもやと考える日々が続いていた中で、
ドクターXが気が付かせてくれた。
「自分には"覚悟"が足りなかったな」と。

自分は裏方が好きだ
自分には裏方が向いている
自分は裏方しかできない
だから、"裏方"で生きていくんだ。

と、覚悟を決められなかったことがすべてだったと思う。

来年は、覚悟を決めて、人生をかけて、なにかに挑む人に、
覚悟を持って、裏方できる自分でいられるよう。



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