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イギリスのお茶ブランドBird & Blend Tea Co.人気の秘密

私はイギリスの人気企業の分析が大好きで、暇さえあれば、企業のWebやSNSから人気の要因を分析しています。色々見ていて思うのは、成長している企業の特徴の一つは、コミュニティーを作っていること。カナダのヨガウェア、Lululemonも商品を売る前にまず、コミュニティー作りに努めたと元社員の方が語っていた。私が最近お気に入りのイギリスのお茶ブランドBird & Blend Tea Co.は、会社が大切にしている事の一つとして、お茶ファンを広げるCommuniTea(文字遊びも素晴らしい!)の推進を掲げている。社員約28人の中で、7人ほどがこのCommuniTeaのエクスペリエンス向上の担当をしている。やっぱり伸びている会社って、既存の同業他社とどこか違うことをやっている。それは、図ってやっているんじゃなくて、あくまで彼らの信念に基づいた結果としての行為だと私は考えています。彼らの哲学は会社のわかりやすいキャッチコピーによく表れています。​


Bird & Blend Tea Co. is eco conscious, independent, people-focused, award winning Tea Mixology Company on a mission to spread happiness & reimagine tea!

彼らのミッションはお茶を通じて、ハッピーを届けること。お茶のブレンド技術の専門とキャッチコピーにある通し、お茶の味、クオリティーからのハッピー。お茶の葉自体の見た目、パッケージ、店内など全てにおけるビジュアルからのハッピー。環境への配慮もしていて、寄付もしているので、彼らのお茶を買う事で、環境、慈善活動にも貢献できるというハッピー。

そして、メッセージからもハッピー。私が買ったハーブティーはDozy Girl(眠そうな女の子)というネーミング。パッケージには、「私たちのベストセラーSleepy time blendはカモミール、ラベンダー、ローズをブレンド。」「イギリス南海岸で賞を受賞した技術でハンドメイドでブレンド、パッキング。」「Dozy Girlを飲んだ後、健やかな眠りについてね。そうそう、Dozy Girlだけだとフェアじゃないから、Lazy Boy(怠け者の男の子)っていう商品もあるよ」と商品の内容、質、特徴をユーモアを交えてとにかく伝えている。

哲学がないとコミュニティーやファンは作れない。哲学がないブランディングは、砂の城。哲学は、創始者の人生の棚卸が絶対に必要だと思う。その棚卸しは、一人では難しい。対話が絶対にいい。私はIntro Kとして、イギリス企業様の日本進出支援をしながら、創業者の想いを聞いたり、あるいはCalling Kとしてその棚卸しを手伝えることに無上の喜びを感じています!

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