【読書】嘘つきジェンガ / 辻村深月【感想文】
ずっと楽しみにしていた辻村深月さんの「嘘つきジェンガ」を読んだ。発行されたのは昨年の8月。図書館で予約したのが一体いつだったか思い出せないけれど、きっと多くの人がわたしの前に予約を入れていたのだろう、利用者がさほど多くはない田舎の図書館だけど、手元に届いたのは年が明けてからだった。連絡をもらっていそいそと受け取りに行ったのがつい数日前のことだ。手にしてからあっという間に読んでしまった。
本作のテーマは「詐欺」で、ロマンス詐欺、受験詐欺、オンラインサロン詐欺を題材にした中編3本