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世界は私の思い通り?

一時期、いわゆる「引き寄せの法則」を知りたくて、系列の本を何冊か読んだ。
読んだけど、やっぱりよく分からない。
(そもそも難しい話は苦手。覚えられない)
分からない、というか理屈はわかるんだけど、いざ実践となると結局どうすれば?という感じ。

そんな中で、
『ドクター・ディマティーニの逆境がチャンスに変わるゴールデンルール』ドクター・ジョン・F・ディマティーニ(著)
という本を読んだのを思い出した。
詳しいことは覚えてない(苦笑)

世の中に起こる全ての出来事には、そもそもプラスマイナス(良い悪い)はなく、全てニュートラル(中)。なので自分が「悪い」と思っている事にも必ず同じだけ「良いこと」がある。そういう見方をするワークを通じて、感謝の気持ちが湧いてくる、といった内容だったと思う。
(※個人の解釈です。間違ってたらごめんなさい)

それでいくと、今私の中で課題となっている「子供達が不登校になっている」にも、良い、悪いと感じることが、同じ数だけある事になる。

【悪いと感じること】
(子供達)
勉強が進まない
運動不足になる
友達との交流が減る
将来が不安
(親)
お金がかかる
子供のサポートのため会社に行けない
•••
などなど
【良いと感じたこと】
子供の体調が良くなる
子供の気持ちがわかるようになる
家族の会話が増える
周囲の人が助けてくれる
朝ゆっくり出来る
•••
など、それぞれたくさん出てくる。
(本のワークでは良し悪し50個ずつ出していた)
良かったことを思いついたまま、次々書いていくうちに、ある一文が頭に浮かび、手が止まる。

会社にいかなくていい

え。
悪い方に、会社に行けないって書いたよね。
私、ホントは会社に行きたくなかったの?

ーーーーーーー

当時は家から歩いて5分の工場に、パートで週4日程働きに出ていた。

子供達2人が完全不登校になる手前まで、本当に毎日時間に追われていて、朝5時に起きて身支度、朝ご飯の支度、掃除、子供を学校に車で送り、帰ってきてから洗濯を済ませて出勤。

仕事が終わると同時にダッシュで帰宅し子供達を車で迎えに行く。少し休憩したら洗濯物を取り込み畳み、夕食の支度。子供達の宿題を見たり、夕食後食器を片付け、入浴したら、帰宅した(転職したばかりでストレスMAXの)夫の話し相手も。

仕事には体力が必要で、夜は夢も見ず死んだように寝ていた。土日は買い物と溜まった家事をこなし、残りは体力回復につとめ、また1週間。

ーーーーーーー

そうか。
自分は毎日くたくたで、きっと私は心の底では「仕事辞めたい」と思ってた。この、心からの願い=潜在意識の方の願いが叶っていたのだ。

しかも、【悪いと感じること】は殆ど「世間的によくないな」と思うこと。最近はそれも気にならなくなってきたので、「不登校になった」ことは、むしろプラスにも感じられる。

そう、全ての希望は叶っていたのだ。

自分が「良い」と思うことが引き寄せられたと感じる人は、顕在意識と潜在意識の願いを一致させるのが上手いのでは、と思っています。
(まだ自分は上手く出来ないけど。宇宙からしたら、えー、ちゃんとオーダー通りなんですけど?みたいな。オーダーの仕方が上手くいけばできそう。)


でもこれが、不慮の事故や虐待だったらどうだろう。同じように思えるだろうか。

スピリチュアルな世界では、地球に生まれる人は、魂の設計図(ブループリント)を持ってやってくるらしい。しかも、生まれた瞬間、それを忘れるようになっている。

夫は高校生の時に父親を、16年前に母親をそれぞれ病気で亡くしている。父親の葬儀で泣き崩れる母を見て、更にその最愛の母も失っている。二人とも善良で、愛に溢れた人だった。きっと夫の悲しみは、今も続いていると思う。
そんな夫に、私は「それは自分で決めた事なんだよ」とは決して言えない。そしてそれが本当ならば、自分の世界でお義母さんを亡くした私も立派な共犯だ。
 

頭ではわかる。でも、感情がついていかない。
気持ちが、そこまで割り切ることが出来ないのだ。

虐待された人は虐待した人を、不慮の事故にあった人は事故を起こした人を、家族を殺された人は、犯人を。病気で家族を失った人は、病気を、そして助けられなかった自分を、きっと呪うだろう。絶望し、そして世界を呪うだろう。
それが人間らしさなのだと思う。

私自身にそんな経験はない。当人にしかわからない、想像を絶する苦しみなんだろうと思う。

それでも、魂はその感情を味わうために地球にやってきた。人として懸命に生きた中で、絶望の中に、きっと光を見つけるのだと思う。絶望と希望はセットだ。

そんな魂の設計図を持った人々。
私には勇者にしか見えない。
1人に1つの世界。世界でたった1人の勇者。
きっと美しく輝く魂を持っている。

世界の創造主は自分。
世界を変えられるのは、創造主だけ。
他人の世界は変えられない。
わかっている。

でも、自分が好きなその人が苦しみ、悲しんでいる様を見るのは苦しいし悲しい。
その人の苦しみはその人のものだけど、私の苦しみは私が癒やすことが出来る。

私の世界と重なった、あの人やあの人の世界。
フラワーオブライフの様に、美しく重なり合い、広がっていく世界。

だから、ただ祈る。
自分にも、あの人にも。
いつか心の平穏が訪れますように。
祈りは、愛だと思うから。


今日も世界は勇者で溢れている。


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