73日振りに相方以外の人と食事をする

シチリア島の州都、パレルモからの発信。　ボンジョルノ。

昨日の金曜日、相方の弟宅へ行ってきました。　彼は離婚して独り暮らし、この長いロックダウン中ずっと1人で過ごすって、結構きつかっただろうなぁ。　元の奥さんと一緒に住んでいる娘も呼んで、4人で食事をしました。

と言ってもテイクアウトのピッツァ。　彼の家の向かいに美味しいお店があるという事で、彼が買いに行ってくれました。

ファミリーサイズ2枚を抱えて戻って来た弟。　手前は半分が生ハム、半分がナス。　奥は前にもご紹介したファッチャ・ディ・ヴェッキアと言うシチリア特有のピッツァ。　パン粉がかかっています。

ハサミでジョキジョキ切って、好きな物をそれぞれお皿へ。

通常4人でこの量はとてつもなく多いのですが、ここのは生地がものすごく薄くて軽い。　直径45cm位ありますが、どんどんなくなる。　まさかの完食？　いえいえ、それは無理（笑）。

食後は相方作のタルト

前から時々ケーキを焼いていましたが、この自粛期間中にかなり腕を上げました。　パイ生地もあっという間に捏ね上げます。　このイチゴのタルトはクリームの下にもイチゴが一杯！　お菓子作りが得意な姪っ子にもお墨付きを頂きました。　私が甘い物をたべないので、ちょっと残念です。

食事自体はテイクアウトピッツァのみという、ものすご〜くシンプルな物でしたが、楽しい夜でした。

そもそもお化粧をして、着替えて、お出かけをするというのが何と驚きの　73日振りでしたから。　相方以外の人の顔を見ながらの食事も73日振り。　改めて考えると結構な日数ですよね。

2人で家で食べるよりも楽しいものです。　でもやっぱり、外食はまだ早いよねと。　来月3日に州のみならず国境封鎖を解除した後に、第二波が来るのかどうなるのか？　それを見極めてからだねと。　それでもこうやって誰かの家で少人数で集まる事は十分可能なので、かなり楽しめると思っています。

久し振りに会ってもハグもほっぺにキスもない挨拶、距離を保ちながら「元気だった？」というのは、まるで日本のよう。　イタリアでこんな挨拶は初めての事なので、調子が狂います。　意外にこれが定着したりして？　まさかそんな事はないでしょうけど。

8時から11時半頃まで、決して長くはない時間でしたが、楽しく過ごす事が出来ました。　次回は我が家で。