見出し画像

信州の先端で最先端を叫びたい

みなさん、こんにちは。
Atelier Crown*Clown(アトリエ クラウン*クラウン)のかおりんです。

皆さんは登山にご興味はありますか?
私はありません。

登山が好きになるかどうかは「初めて山に登った時の経験が楽しかったかどうかに左右される」と聞いたことがあります。
その説の真偽はわかりませんが、私が「登山はイヤ!」というのはまさに子供の時の登山体験が原因です。

私の通っていた小中学校では、小学5年生の時に乗鞍登山、中学2年生の時に西穂登山というものをすることになっておりまして。
10代にして、否応なく3000メートル級の山に挑戦させられるという不条理。
で、私は「まあまあの晴れ女」と自負しているのですが、なぜか乗鞍登山は雨降り、西穂登山の時は雷雨で「登るのは大変だし、景色は全然見えないし」といういいとこナシの結果で。
しかも西穂では先生方のナゾの判断により、「土砂降りの雨と鳴り響く雷の中、鎖につかまって岩場を登り独標に到達する」という死と隣り合わせの経験をさせられた結果、すっかり登山嫌いになってしまいました。

そんな登山嫌いの私なのですが、実は1箇所だけ登ってみたいと思う山があるのです。
それが「槍ヶ岳」。

画像はPhoto AC様からお借りしました。

言わずと知れた北アルプスの名峰。
その名の通り、ツンと尖ったお姿は北アルプスの山なみの中でもひときわ目を引く凛々しさです。
しかも、先端は意外にもハート型なのだそうですよー。
これぞまさに、日本最高峰のツンデレ!
プロガイドの方の記事に槍ヶ岳の先端の写真が掲載されていましたので、もしご興味があればご覧くださいませ。

で、登山嫌いの私が、よりによって何故こんな切り立った山に登りたいのか?といいますと。
それは記事のタイトルそのままなのですが、山頂に立って「最先端!」と叫びたいのです。

以前、何かの番組でコメンテーターの方が「今、最先端のものは東京ではなく地方で生まれている」とおっしゃっているのを聞いて「おおーっ!」とときめいてしまって。
もしそれが本当だったなら、高速交通網から取り残されたこの松本市でも「最先端」がいろいろ生まれているのかもしれない。
私自身は最先端を生み出すスキルはないけれど、私の参加しているプロジェクトチーム(Project Oct)の力でそういう人達をサポートさせて貰うことはできるのではないか?という夢が芽生えたような気がして。
そんな夢に向かう決意表明として、槍ヶ岳の先端で「最先端!」って叫べたらすごくいいなーーーと思ってしまったのです。

槍ヶ岳は松本市のいろいろなところから見えるので、その姿を見るたびに「ああ、私はあの先っちょで最先端!って叫んだなー。」って思えたなら、それだけで残りの人生、夢を持って頑張れるかなって気がして。
そして遠くない未来、自分がおばあちゃんになって、もし自由に歩けなくなってしまったとしても、槍ヶ岳を見る度に「ああ、私はあそこまで自分で歩いて登ったんだ。」って思えたらステキだなって思って。

そうそう、余談になりますが年に数日間だけ、県内の各所で「槍ヶ岳に刺さる夕日」を見ることができます。
撮影会などをやっているところもあるようですので、もしご興味があれば参加してみてはいかがでしょうか?

改訂履歴
2022/04/16:新規
2022/04/17:テキストを一部修正

#一度は行きたいあの場所

この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?