片想いのしまい方-6-
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彼氏とのお別れ(平成元年)当時の私は、バイトが休みになる金・土・日は彼氏の大森さんのアパートで過ごすことにしていた。
食事を作って一緒に食べ、テレビを見たりゲームをしたりして過ごす。
そんな当たり前の週末も、ずっと遠距離恋愛だった私にとってはとびきり幸せな時間だった。
なのにいつの間にか、私は彼といてもぼんやりとすることが多くなった。
「どうしたの?」
「ん?ああ、なん