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補足:写真編集に使っているもの(2024年5月末時点)
以前、私が写真編集に使っている機材やツールについて投稿しました。こちらの記事。
ローコストな構成で作業していると書きましたが、少し補足が必要な気もしたので追い投稿してみようと思います。主にノートパソコン(中古で買ったLet's Note CF-XZ)に対する補足になります。
1. ノートPCのチューニング
写真編集のPCは一般的に高いスペックを必要としますが、私が安く買った事務用PCは、いわゆる高速・爆速で使えるようなチューニングをして使っています。
CPUの交換やメモリの増設はしていません。あくまで既存の設定変更に留まるものです。具体的なチューニング方法は長くなりますし、ネットの記事も豊富ですので、興味のある方は「PC 高速化」「Windows 爆速化」などでググってみてください。
私は会社員で、以前システムエンジニアをしていましたが、この記事などは初心者でもローリスクでできる対処が良くまとまっていると思いました。ただ、個々のPC環境は思わぬところで異なりますから、お試しはあくまで自己責任でお願いします。
2. ノートPCの使い方(特にハードディスクの保守・運用)
ハイスペックな写真現像処理を事務用PCでやるには、使い方の面でもコツや工夫が要ります。
事務用PCでいえば、作業の大きな支障となるのは、CPU・メモリといった処理機構というよりも、内蔵HDD容量の少なさではないかと思います。私のPCも数回の撮影データでディスクがいっぱいになっています。
この状況に対しては以下の対策を取って利用しています。ここは所謂「自転車操業」のような状況が起こっていると思っていますので、堪えどころです。
外付けHDDを構える
前のエントリに書いておけばよかったのですが、写真データの保存先として1TBのNAS(PCと無線で接続できる外付けHDDドライブ)を構えてあります。
RAWデータの原本や現像済のデータはそちらの外付けに保存。PCの内蔵ディスクには現像作業中のもの。という風にディスクの用途を分けています。
NASの設定がややこしいなら、有線の外付けHDDがあります。こちらの方がシンプルかもしれません。
容量は最低1TBは欲しいところです。ただ、1TBもすぐにいっぱいになると思います。既存データを削除し容量を減らしながらやるか、都度、外付けHDDを追加し容量を増やす運用になるかと思います。
保存先として、クラウドのドライブを契約するという手もありますが、前述のとおり容量を食いますのでライセンスフィーが高額になるかと思います。また、大量のデータを捌く際はクラウドへのUpload / Downloadに時間を要し、大変ストレスフルでした。
ディスク・クリーンアップをマメにやる
現像・編集作業は外付けHDDにあるデータを使うと格段に遅くなるので、内蔵HDDで完結させたいものです。その為には内蔵HDDの容量をなるべく開ける必要があります。よって、ディスク・クリーンアップをマメにやっています。何のことかわからない方は「ディスク・クリーンアップ」でググってみてください。
特にWindows updateが走った後は、update前のWindowsデータの一部が内蔵HDDに残ります。これはupdate後、不具合が起きた際に、元のVersionに戻せるようにバックアップデータを残しておく仕様だからです。「元に戻らなくなる(戻すのが大変になる)」というリスクを取って、こちらをディスク・クリーンアップから消去するようにしています。
上記のリスクには、Windows updateの工程が失敗しにくいよう工夫すること等の打ち手が持てます。例えば、update中にバッテリー残量がなくならないよう、必ず電源につないだ状態で行う、等があります。
デフラグもマメにやる
こちらは容量確保でなく、処理速度を速める処置です。わからない方は一度「デフラグ」でググってみてください。
内蔵HDD内でデータの保存・削除を繰り返し行うと、HDDの中で「断片化」という状態が起こり、これが要因でPCの処理速度が遅くなります。この断片化状態を元に戻すのが「デフラグ」という処理です。古いWindowsではこの処理を手動で実行する必要がありましたが、最近は自動で、目に触れない形で勝手に実行される仕様になっています。
「PCがいつもと比べて遅いな」と感じたら、これを手動で明示的に行ってみると速くなるかもしれません。ただ、私は作業を始める前のルーティンで手動で実行しておきます。余計なストレスやトラブルシューティングを生まないためのおまじないのようなものです。
3. PCが安価に手に入った理由
最後に、私のPCが安価に調達できた理由も付け加えておきます。
理由は、来年(2025年)10月までしか使えない機器だからです。
正確に言うと、今のPCにインストールされているWindows 10のサポートが2025年10月以降提供されなくなり、また私の機器は、上位バージョンのWindows 11にアップグレードすることもできないという特性があります。
購入をご検討の方は、その点のリスクを踏まえてご判断いただくのがベターかと思います。
上位バージョンへの互換性を持つPCであれば、長く使うことが出来ます。一方で、中古価格もより高価でしょう。
反面、来年10月まで使えるなら今が買い時と判断される方もいらっしゃるかもしれません。そういう方には、今安価に買って、来年秋まで使い倒すことはお勧めできる選択肢かと思います。
以上です。
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