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ザッハトルテとエリザベートを訪ねて3

前日の行動記録↓


2022年6月29日

今日はハイリゲンシュタットに行きますよ。(昨日決めた)
今日も良いお天気のようです。
朝ごはんを食べにいったら、今朝はザッハトルテがありました!…が食事を盛っている間に無くなってしまい(涙)
でも、お部屋に戻る時に見たら補充されていたので、コーヒーと一緒にお部屋に持ち帰り。ザッハトルテを食べにウィーンに来たと言っても過言ではないので(マジ?)、やっと出会えたねって感じ。
でも生クリームがついてない&小口カットだったので、軽くペロリと頂きました。ウマウマ

お皿の盛り方が美しくない…


では、ハイリゲンシュタットに向かいます。
またまた地下鉄U3ラインに乗ってVolkstheaterに向かい、トラムD(Nußdorf行き)に乗り換えます。フォルクスシアターの駅には1番2番71番とU2Z線とが来るので、間違えずにDに乗ります。
一応電光表示板で、次に来るらしいトラムが表示されるのだけど、その通りには来なかったわ。

今日のトラムは古参のトラムちゃん

30分ほどトラムからの景色を楽しんで、終点のNußdorf, Beethovengangまで。(というかトラムはそのままぐるっと回ってウィーン市街に戻っていくので、終点、とは?なのだけど)

ここに来た目的は、ベトベン先生!
ベートーヴェンの散歩道(Beethovengang)をお散歩すること。
シュライバー川という小川に沿って、500m程の緑豊かな小路。小川の反対側は住宅地になっているのだけど、当時は葡萄畑が広がっていたそう。
この道を散歩しながら、交響曲第6番の構想を練ったのだとか。
小路の終点近く、広場になっていて、そこにベートーヴェン先生の胸像がありました。緑に囲まれてしばし休憩。

三鷹のジブリ美術館に行く道のような小川沿いの小路
小学生(課外学習?)のお子達とすれ違いました。東洋人が目づらしかったみたい。

カラスと戯れたり(観察しただけ)、樹からぶら下がった謎な豆(のような)を考察したりして過ごした後、ベートーベン博物館に行きました。

中に入ったら、チケットオフィスなんてなくて、え?このまま中庭に通り抜けちゃうよ?入っていいの?とりあえず、ミュージアムショップで聞くか。とお店の扉くぐったら、チケットもそこでした(笑)
順路は、ショップのカウンター横スタートだったので、やっぱりそこが正解。

入り口の前に大きなト音記号。
書き捨てた楽譜まで保存してあるのね…(黒歴史?)
耳が聞こえ難くなった時に使用していた集音の箱付きピアノ
デスマスク

ベートーベンが実際に使っていたピアノからカバンから、直筆の楽譜や手記、デスマスク、毛髪、医師の診断書etcetc
あと難聴になったベートーベンの耳は、音をどのように捉えていたか、の見本(見本?)などなど、多角的に展示されていて面白かったです。
時期的なものなのか、たまたまなのか、見学客がほぼ私たちしかいなくて、ゆっくりと見て回ることが出来ましたん。

一番最初の部屋にあった、手回しのオルゴール?オルガン?(穴の開いた紙を繰り出すやつ)が面白かった。ずっと廻していたかったけど、他の見学者さん来たのであきらめ。

鍵盤を押すと、ベートーベンに聞こえていた音が聞ける。
年を経るにしたがって、もわーんとした音になっていく。


ハイリゲンシュタットと言えば、ホイリゲ。
ホイリゲにも行きたかったのだけど、お天道様はまだ真上。ホイリゲの営業は夕方からなので、諦め…。ワインの赤ちゃん飲みたかった(多分時期が違う)
後ろ髪引かれつつ、トラムDでリンク内に戻ります。
今日はお昼ごはんにホテルザッハーに行くつもりなので、Operまで乗ります。カフェザッハーはオペラ座(国立歌劇場)の裏にあるので、オペラ座前を通りかかったら、モーツァルトコスしたお兄さん方にキャッチされる我々。楽友協会のコンサートのチケットを売ってた。
まぁ、折角音楽の都に居るのだから、クラシックコンサートに赴くのはやぶさかではなかったので、今晩のコンサートチケットを購入。
座席ランクも色々あるのだけど、2階の正面1列目があるってことで、お値段的にも納得したので、そこで。

カフェザッハーは、事前に調べたところによると、午後2時過ぎたら結構並ぶとのことだったのだけど、ちょうど2時くらいに着いたのだけど、列は無くてすんなり入れた。
目的は当然ザッハトルテなんだけど、お昼ご飯もまだだったので、シュニッツェルも。檸檬が黄色いペーパーにくるまれてておしゃれ可愛い。

ザッハトルテは20数年前にウィーンに来た時に、美術史美術館のカフェで食べた時に、無糖の生クリーム沢山とチョコケーキが甘くて紅茶1杯だけでは飲み下せなくて、食べきれなかった悔しさがありまして。
今もそんなにチョコレートケーキは好んで食べないのだけど、小娘だった時はチョコも生クリームも全然得意じゃなくて、でも今は大得意(だけど一番得意だったのは多分30代)になったので、のリベンジ。
普通においしくペロリと頂きました!

チョコレートが甘いから、甘くてミッと詰まっているから、生クリームは無糖なのだろうけど、個人的には甘い生クリームの方がいいなぁとか思ってる。アイスカフェの生クリームも無糖だから以下同文(デブ)



明日からの3日間はウィーンパスを使おうと思って、サービスセンターに買いに行ったのだけど、15時で営業終了してた!明日は9時から!
表向きは18時まで営業となってるのだけど、まだコロナ対応なのかしらねぇ?(2024年3月現在は18時まで営業)

あともう1軒お買い物。
皇妃エリザベートが愛したという、スミレの砂糖漬を売っているお店。ハプスブルク家御用達の菓子店、ゲルストナーにも寄りました。
砂糖漬は買わなかったのだけど(なんで?)(お値段と、美味しいのかな???って思っちゃってね)、お土産にチョコをちょこっと。
お店のロゴ入りの保冷バックが可愛かったよ。

こちらの2階がティーサロンになっていて、シシィトルテを頂きたかったけれども、ついさっきケーキ食べたばかりですからね。うん。


オペラ座前のSPARで夜ご飯を買って(今日はお昼が遅かったのでカップ麺www)一度ホテルに戻りました。

ちょっと時間は忘れたけど、多分20時開演だったかと思う…
楽友協会でのコンサートに19時過ぎに出かけました。ほらまだ明るい。
建物の中が割と複雑でw2階席はあっち行けあっち行けと、ぐるぐる階段上った覚え。

ウィーンフィルのニューイヤーコンサートが行われる、ゴールデンザール。金ぴか。
オペラグラスはちゃんと持ってきていましてよw

今日はモーツァルトのコンサートでした。チケット売ってた兄さんたちもだけど、演奏者もみんなモーツァルトコス。可愛い。
モッちゃんの曲、やっぱり知っているようで知らないなぁと思った。推しだから、モーツァルトから勉強しようかなぁ…。

最後2曲は、ヨハン・シュトラウスの”美しき青きドナウ”と、”ラデツキー行進曲”
ラデツキーで指揮者が客席に手拍子を求める(ちょっとコメディタッチ)、会場も笑いの渦で楽しく終了しました。楽しかった。

帰りにエントランスで、モーツァルトクーゲルを貰いました。
来るとき気づかなかったんだけど、ケルントナー・リングの歩道に、ハリウッドみたいなスタータイルが埋め込まれてて、ウィーンに縁のある作曲家の名前が記されてた。

さて、明日はホーフブルクを中心にそのあたりをウロウロしますよ。

ライトアップされたオペラ座

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