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坂東三十三観音巡礼③~栃木・埼玉

前回の巡礼記録

2023年5月31日
天気予報は「曇/雨」でしたが、晴男(おじいちゃん)晴女(私)の最強コンビだったので、朝から晴れてました。
今日はぐんぐん北上して、最終的に日光に行きますのん!

◆十七番:出流山 満願寺(出流観音)
まずは、北本から高速に乗って1時間ほど、栃木市にある満願寺へ。
今回の観音巡礼以外でも、数度北本からあちこち連れて行って貰っているので、道はわからないけど、ここいつも通る道。左には何があって右に行くと何がある、は分かるようになった。

新緑が美しい季節

5月も末なので、既に初夏のような。
緑多く人のいない参道は、大小様々な生き物が人の代わりにわんさといて、階段とこに先客でヘビちゃん!
お互い驚いて逃げるw(逃げたのは私じゃなくてお姉さま)

こちらの本堂(大御堂)は1764年建立とのこと。もともとの本堂は1368年に別の場所にたっていたが、他聞に漏れず焼失してしまったとのこと。
弘法大師作の千手観音像が納められている。
梁には本堂の守り神か、龍が沢山。龍は水を司るため、火災忌避の護り。

奥の院に行くには、入山料の支払い必須。
滝や鍾乳洞に興味はあったけど、そこまでの時間はなく断念。いづれ。


◆十九番:天開山 大谷寺(大谷観音)
宇都宮市大谷町といえば、建材や塀によく使われる大谷石の産地。
道中その話になったけど、私はどんな石なのか皆目?だったけど、道々の住宅の塀がそれで、ここにもそこにも教えて貰い、あ!よく見る(た)やつ!
ひとつ勉強になりました。

大きなひとつの石(岩)なんだよね?
まずその大きさに圧倒。本堂の中は撮影禁止なので、お寺のHPを参照ください。
石に直接掘られた千手観音像。かつては彩色が施され、金箔がはられていたのだとか。
ここも弘法大師の作と言われてるけれど、仏像の彫り方?がバーミヤンのそれに似ているので、実際にはアフガニスタンの僧侶が彫ったのでは、とのこと。
なんにしても、すごいロマン。

仁王門に、徳川の家紋があったので、なにか縁があるのか?と思ったら、お寺で頂いたリーフレットに亀姫に由縁がある旨書かれてました。なるほど。日光近いしね。

お寺から駐車場挟んだ向こうに、さらに大きな観音様。
こちらは近年建立されたものだそうで。でもなんかここ、不思議な広場だった。切り立った崖下みたいな?


それではいよいよ日光に向かいますよ。
ふと気づいたら、杉並木で、あ!日光街道!


◆十八番:日光山 中禅寺(立木観音)
日光はかつて何度か訪れているのだけど、車では久し振り。
中禅寺湖は、奥日光?になるので、いろは坂の上でしたわね。そんなことすら忘れているw

山の天気は変わりやすく。良い天気だったのに、もくもく曇ってきた。でも雲の隙間から陽光が射したりして、中禅寺湖に龍神でも舞い降りるのかしら?と。

中禅寺は丹塗りのお堂で。中に入ると順路があって、観音様の前と渡り廊下を上がった先に、五大不動明王が安置された道場でお坊さんからお話を伺えます。
こちらの観音様は、立っている木に直接彫られたもので、まだこの木は生きているとか?すごいお優しい顔の観音様で、暫く見ていられる。
五大明王のおられる道場の天井には、東照宮のような龍が描かれていて、もうそれカメラに収めたかったけど、堂内写真禁止なのであきらめ。
外に出た回廊から見る景色が最の高でした。


あちこちで馬酔木が咲いていたのと、さすが山の上なだけあって、中禅寺では藤の花がまだ残ってました!


先を急げとここまで来たので、ここでやっとお昼ごはん。2時半くらいだったかなぁ。
中禅寺湖を臨みながら、かつ丼食べた。


◆十二番:華林山 慈恩寺(慈恩寺観音)
急いで戻れば、間に合うか!?と向かったのだけど、タッチの差で社務所は閉まってしまった!16時半!
ので、参拝だけしました。納経帳はまた後日。



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