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ヨーロッパ11日目〜執念のイタリア、ヴェニスへ〜


2022.9.1
〜一瞬で通り過ぎたヴェニス〜

ヴェニス、ヴェネツィア、どっちだろうか、わからないままだが、なんとかマルコポーロ国際空港に無事到着、空港からバスで30分で水の都ヴェニスへ。

数年前から10〜11月に浸水して膝まで水に浸かったまま食事をとる観光客の姿も報道されていたが、このときはカラッと晴れて美しい水辺を見ながら美味しいレストラン探し。夕方についてしまったのに翌日はバス移動で朝が早いので実質半日ほどの滞在。

表通りは夕方からかなり混んでいて、特に水辺が見えるテラスが大人気。活気付いている表通りを避け、一本路地裏に入ったところでよさそうなお店を発見。
店頭で飲んでいた紳士ふたりに「ここは食事があるところですか?」と聞くとそのうちのひとりがその店のオーナーで、メニューを持ってきてくれた。というわけでここに決定。シーフードが食べたいと伝えておすすめを聞き、シーフードのマリネとイカスミパスタを持ってきてもらった。これが最高で、イタリアご飯最強説が誕生した。

そこから今回のホストさんのお宅へ。Veniceから1時間ほどのPadovaという街からさらに30分ほどの住宅街で、バスを乗り継ぎ向かった。
イタリアではローカルバスに乗るときにクレジットカードなどが使えず、「Tabacci」というタバコなどを売っているお店で買っておかなくてはいけない。

私がそのとき買ったのはツヤっとした小さめのトランプみたいな形をしたチケットで、それをバスに乗った際にカードリーダーにタッチ。いくらでどこまで行くのか何もわからないまま、適当に乗ってしまった。

みんながみんなじゃないが、イタリアのバスの運転手さんは英語が通じないことも多く、聞いてもあからさまに無視されたり、聞く気はないと言わんばかりにイヤホンをつけられたり、誰かと電話を始めたり、とにかく旅人に全然優しくない(笑)。

実はここで一悶着あって、私が買っていたチケットは乗り継ぎを含めた2枚だったのだが、一本目のバスで2枚ともタッチパネルにかざしてしまったため、乗り継いだあとのバスに乗ったときにタッチパネルに拒否されてしまったのだ。

バスの運転手に説明しようとすると、「ダメダメ」みたいなジェスチャーのみ。そしておもむろにイヤフォンをはめ始めた…

残念ながら穏やかな性格ではないので、「いや〜2枚買ってどっちもタッチしちゃったんですよね〜、なんとかなりませんか??」と食い下がったが無視(笑)

ここで降ろされたらまたチケット売り場を探してバスに乗らないといけない。チェックイン時間も迫っていたし、最終手段。「I paid for this ticket!!」連打作戦。

座席にお座りの皆さまから生暖かい視線を浴びた気もしたが、ここまで来たら聞いてもらえるまで引き下がれない(笑)

運転手がとうとうこっちを向いて「もういいから乗れば!」というジェスチャーをしたときのあの顔は一生忘れない(笑)

無事に目的地で降車し、ステイ先のすぐ近くのピッツェリアが美味しいと事前に調べていたのでもちろん立ち寄りテイクアウト。話がそれるが、ヨーロッパ圏ではほとんどのお店で「テイクアウト」とは言わず「テイクアウェイ」という。テイクアウトやto goと言っても聞き返されることが多かった。
英語が通じない中、お店の1番おすすめを聞き出し注文。ブラータという、外はかためのチーズの皮、中に柔らかいクリームチーズのようなものが入っているチーズが真ん中に乗っていて、周りを生ハムが囲んでいた。これがもう、人生史上最大に、まさにダントツofダントツ、気絶しそうになる美味しさだった。
世界中の人に行ってもらいたい。それくらい。

ここで私のイタリアご飯最強説は確信に変わり、その後の旅のルートを大きく変えることになった。

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▲生ハムとブラータのピッツァ。(お店の名前知りたい人お気軽にコメントください!)

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