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美術館巡りを小説でたのしむ

こんにちは。
美術館巡りが趣味のかおりです。

知識がなくてもアートはたのしめるよー!ということを言いたくて、本までだしたのですが、知識があるともっとたのしめるよな、とも思っています。そりゃそうだ。

知識といってもただの暗記じゃなくて。
制作者のこととか、作られた背景とか、そういうストーリーがあると、ついひきこまれていきます。ストーリーに弱いわたし。笑

学術的には「真実かどうか」が大事になってくるのですが、鑑賞するうえでは、「こんな逸話があるらしい」ということでも十分たのしめます。詳しくなると「本当かどうか?」という楽しみかたもできそうですね。

逆に、鑑賞する側のストーリーがあるのもいいものだなあと思ったのが、こちらの本を読んでから。

実在する日本の美術館と作品名にまつわる、鑑賞する側のストーリー。
短編集なので、とても読みやすいです。

わたしは何か作品を生み出すことはなく、鑑賞する側にまわってばかりいるので、ときに脇役感をもつこともあるのですが、この作品を読むと、「鑑賞者も主人公にたりうる」と、そっと支えてくれる気がします。

鑑賞する私が主人公になって、どんなストーリーが生まれるのだろう。

この夏、この本を読んで、聖地巡礼に美術館へ行ってみませんか?

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