2024年に行きたい美術展
こんにちは!
気ままに美術館巡りをたのしんでいるかおりです。
2024年が始まり、雑誌でも美術展特集が組まれて、2024年の美術展の情報もたくさんでてきました。
2024年1月1日現在での、2024年に行きたい美術展をあげていきたいと思います!
※2024年6月の行きたい美術展はこちら。
■キュビズム展
キュビズムには苦手意識があったのですが、最近ちょっと薄れてきまして。
じっくりキュビズムについて知りたいと思っていたところに今回のこのキュビズム展が開催されることになったのでした!
パブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックという2人の芸術家によって生み出されたキュビスムは、ポール・セザンヌやアンリ・ルソーの絵画、アフリカの彫刻などを源流とし、さまざまな芸術家に影響を与えました。
その影響力の大きさに気づいたのが、キュビズムに興味を持ちなおすに至ったきっかけなので、このキュビズム展で実際の作品を見ながらキュビズムについて理解を深めていけたらなと思っています。
■マリー・ローランサン ―時代をうつす眼
ずっと気になっていたマリー・ローランサン。
以前、Bunkamuraザ・ミュージアムでマリー・ローランサン展が開催されていて気になっていたのですが、タイミングが合わず見に行けていなかったのです…!
マリー・ローランサンは、20世紀前半に活動したフランスの女性画家・彫刻家。パステルカラーのふんわりとしたキュビズム風の画風が特徴的です。
20世紀前半という時代に女性が画家として活躍していることもめずらしく、パリの上流女性のあいだではマリー・ローランサンに肖像画を依頼することが流行し、かのココ・シャネルも描いてもらったのだとか。マリー・ローランサンという人物自身にも興味が湧きます。
そんなマリー・ローランサン展が私の推し美術館のひとつであるアーティゾン美術館で開催されるということで、期待大です!
■印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵
ファンの多い印象派。
私もモネなど大好きです!
さらに今回の印象派展はアメリカへの影響についてもしっかり取り上げられて「アメリカ印象派」の作品も多く出品されます。
なんとなく知ったつもりになっている「印象派」をもっと深く知るためにしっかり作品を見ながら理解を深めたいなと思います。
作品だけを見るのもすごくおもしろいのですが、美術史の中での作品の位置付けや時代背景、芸術家自身の人物像について知りながら作品鑑賞をするのもすごく楽しいなと思うこのごろです。
■マティス 自由なフォルム
2023年に東京都美術館で開催されたマティス展は、マティスの生涯のすべてがみれる見応えたっぷりの展覧会で、この展覧会でマティスのファンになった方も多いのではないのでしょうか。私もそのひとり。
今回の国立新美術館のマティス展では、晩年の切り絵作品に焦点をあてた展覧会となっています。マティスの色鮮やかな切り絵作品に魅了された方にとってもおすすめの展覧会です。
晩年になっても衰えることを知らないマティスの創作へのエネルギーには力をもらえます。また、最晩年に手がけたマティスの集大成とも言われるヴァンス礼拝堂の再現エリアもあるそうなので、全身でマティス作品を体感することができますよ!
■デ・キリコ展
デ・キリコの「形而上絵画」。
初めて作品に触れる方こそ、不思議な世界に迷い込み、知らず知らずのうちにキリコの世界のとりこになることまちがいなしです!
特に今回の展覧会は、初期作品から晩年まで、絵画に限らず彫刻や舞台芸術、挿絵など幅広い創作活動のすべてを見れる大回顧展。
キリコ好きの方も、初めての方も、満足度の高い展覧会になるのではないかと思います。
■ロートレック展 時をつかむ線
ロートレックは、19世紀末のフランスで活躍した画家で、ポスター作品などが有名です。
私ロートレックがすごい好きで…!一般市民の生活に対する眼差しがすごく優しい絵を描くんですよね。ポスター作品で活躍したロートレックですが、ポスターということで芸術作品とはちがったデザイン性にもぐっときます。
デザイナーさんとかには特に響くのではないかなと思います!
■モネ 睡蓮のとき
モネ展多いですね…!モネ好きな方には嬉しい1年になりそうです。
印象派のなかでも特にファンの多いモネの展覧会です。
モネの晩年の作品に焦点をあてた展覧会ということで、〈睡蓮〉の大画面に取り囲まれ、たゆたう水と一体になるかのような展示空間となるそうで、とっても楽しみです!
いくつかの場所でモネの睡蓮を見たことがあるのですが、美術館のなかで大画面の睡蓮をぼうっと見るのは、至福のとき…!ぜひ体感してほしいです!
■「再開館記念―トゥールーズ=ロートレックとソフィ・カル」展(仮称)
再びのロートレック展。笑
さらに、私の推し美術館のひとつ、現在休館中の三菱一号館美術館が再開館!ということで、その再開館記念の展覧会です。数々のロートレック作品を収蔵する、私をロートレック好きにさせた、三菱一号館美術館の展覧会。
しかも今回は三菱一号館美術館として初めての試みとして、現存作家の展覧会。ソフィ・カルさんというフランスのアーティストの作品とのコラボ企画です!
詳細はまだでていないので、これからの情報が気になるところです!
まとめ
ということで、2024年に行きたい美術展を8つご紹介させていただきました。西洋美術寄りの、私の趣味に偏ったご紹介となりましたが、ひとつでも気になる美術展を見つけていただけるとうれしいです。
2024年も美術館巡りを楽しみましょう!
それでは〜!
最後まで読んでいただきありがとうございます! スキやフォローも励みになります🙆♀️