朝野かおり@しあわせリーダーズ

子供たちが口をそろえて「早く大人になりたい。だって働くってしあわせなんだよね」と言う社…

朝野かおり@しあわせリーダーズ

子供たちが口をそろえて「早く大人になりたい。だって働くってしあわせなんだよね」と言う社会をつくりたい。人材開発と組織開発でその世界づくりを支援しています。しあわせリーダーズ 協働代表 https://www.shiawase-leaders.com/ はたらく幸せ研究会共同発起人

最近の記事

No.18 道に迷うことを楽しむ

昨年くらいからかすかな音がしていて、最近は目(耳?)をそらせられないぐらいの大きな音となってきていること、それはキャリアの転機です。私の場合、個人的なキャリアの転機=事業の転機となるわけで、しっかりと考えたいと思っています。 ウェルビーイングに10年前に出会ったのも、7年前に独立したのも秋でした。私にとって秋は転機のときなのかもしれません。 このキャリアの転機に関連して、しばらく持ち続けているマイナスの感情をマインドフルに少しながめてみます。 不安、不甲斐なさ、歯がゆさ

    • No.17 成功、幸福(そして世界平和)への意外な道筋

      こんにちは! しあわせリーダーズの朝野です。 グーグル発のEQ向上を通したリーダーシップ開発プログラム、『サーチ・インサイド・ユアセルフ』。創始者の元グーグルの天才エンジニア、チャディー・メン・タン氏の記した同名の書籍原本には、表紙に副題としてこうあります。 まさに、これまでの延長ではない、私たち自身のあり方ややり方を変えるという方法で、成功、幸福、世界平和へ向かう方法です。私は心のテクノロジーと呼んでいます。 さらに、裏表紙には、あのダライラマ法王猊下による推薦の言葉

      • No.16 膝をうってからもう30年、いまだ残るその感覚と興奮

        EQ(エモーショナル・インテリジェンス、こころの知性)にはじめて触れたのは、1996年、今から約30年前のことです。なぜそんなに鮮明に覚えているかというと、この本、 の購入時期をみたから。 この概念に出会って、どれだけ私が膝をうったか!  多分、赤くなるほど打った(笑) 当時、企業の中で人材開発を専門としていて、うまくいっている人は、IQ、ざっくり言えば「頭の良さ」だけではないと感じていたから、「そうそう、それよ!」と興奮したのです。 そして、それが私だけではなかっ

        • No.15 リーダー×EQの4つの能力シリーズまとめ①

          この激動の時代にリーダーがEQ(エモーショナル・インテリジェンス、こころの知性)を高めることが、いかに「しあわせに、しあわせな成果を出す」ことにつながるかを伝えたくてはじめたリーダー×EQの4つの能力シリーズのまとめ①です。※ここでいう「リーダー」は役職名に関わらず、仕事の中で前向きな変化を生もうと主体的に生きる人のことを指すこととします。 まずはEQの定義から。 リーダーの日常にありがちな場面ごとに書いていきます。 変化への対応 方針、時間、条件、、、、激動の社会

        No.18 道に迷うことを楽しむ

          No.14 世界レベルのEQをお持ちの方といえば、オータニさん! 

          追い詰められた!? 状況で大谷さんが答えたこと 大リーグのプレーオフ地区シリーズで、 パドレスに地区シリーズ突破に王手をかけられた10/9の試合後、大谷選手は、報道陣の取材に応じこう答えています。 上記リンクを開いて、全文を読んでいただくととても面白いのですが、「後がない」「追い込まれている」と記者があおる中で、その見方にひっぱられることなく、大谷選手はきっぱりと自分の見方を示しています。 EQ(エモーショナル・インテリジェンス)の魅力について、具体的なイメージをも

          No.14 世界レベルのEQをお持ちの方といえば、オータニさん! 

          No.13 ししゃもの頭と寛容さの話し

          『寛容な人』と聞くとどんな人を思い浮かべますか? 辞書によると、寛容とは、 とあります。さらに、「寛」と「容」に分解して調べてみると、「寛」という字には、『穏やか、緩やか、くつろぐ』という意味が、「容」という字には、『受け入れる、許す、ゆとりがある』とあります。 以前、事例にてご紹介したKDDI様の依頼で寛容力研修を設計するまでは、(大変お恥ずかしながら)私は、寛容な人とは、単に怒らない人、と思っていました。 \ 人としての器が大きい人 / のことだったんですね。は

          No.13 ししゃもの頭と寛容さの話し

          No.12 箸休め『EQは誰でも、何歳でも開発できる』

          お気づきになっているでしょうか。 EQ(エモーショナル・インテリジェンス)について、ずっと書いてきていますが、『EQが低いリーダー』と呼ばず『EQが未開発なリーダー』と書いております。 IQと違い、『EQは誰でも、何歳でも開発することができる』、ここが大変希望が持てるところ。組織心理学者のロバート・キーガン先生のいうところの「垂直的成長」(人間としての器が拡大し認識の枠組みが変化する)にあたるものだと、私はとらえています。 明日から連休の方が多いでしょうか。 どうぞ素敵な

          No.12 箸休め『EQは誰でも、何歳でも開発できる』

          No11. ネガティブ・ケイパビリティ(不確実さに耐える能力)は鍛えられる?

          ネガティブ・ケイパビリティ(不確実さに耐える力) 連続投稿10日で、ほんのりと、書くことの楽しさが見えてきました。それは、書くにあたって自分の興味や情熱を確認したり、考えをまとめたり、調べることで新たな見方や情報に触れられること。書くことの楽しさを知っている方にとっては、「それはまだほんの入り口だよ」となりそうですが。 さて、今日は、ネガティブ・ケイパビリティについて書いてみたくなりました。ネガティブケイ・パビリティ(Negative capability)とは「19世

          No11. ネガティブ・ケイパビリティ(不確実さに耐える能力)は鍛えられる?

          No.10 成長マインドセットのレバーを押す!

          成長マインドセットの塊だな、この人は 滋賀県でのお仕事の前日、実家の岐阜に少し寄りました。 朝からキッチンで何をしているかと思ったら、来年の免許更新に向けた試験勉強。今年84歳になる母ですが、明るく前向きで向上心があり、わが親ながら本当に頭が下がります。 『能力は生まれつき決まっているものではなく、時間をかけて向上させることができる』という信念は「成長マインドセット(growth mindset)」と呼ばれます。私の母はまさにそのお手本だと思っています。成長マインドセッ

          No.10 成長マインドセットのレバーを押す!

          No.9 うーん、決めるの難しい! 

          「痛みを伴う決断を下すことこそ、リーダーの仕事である」 ハーバード・ビジネス・レビューの最新号が届きました。タイトルは「リーダーの意思決定」。以前からEQの重要性を説いておられる、元ソニーCEOの平井さんの記事も含まれています。「痛みを伴う決断を下すことこそ、リーダーの仕事」と、会社の運命を左右するような数々の決断をされてきた方ならではの、重みのある言葉です。 ※平井さんの記事は期間限定で記事全文公開中(DIAMONDハーバード・ビジネス https://dhbr.di

          No.9 うーん、決めるの難しい! 

          No.8 感謝を感じ、意図的、能動的、積極的に表現する

          しあわせパートナーシップ講座での極めて個人的な収穫 しあわせパートナーシップ講座が、昨日無事終了しました。 8年めとなるこの講座、毎年毎年感動があふれます。誰かへの純粋な想いや優しさ、感謝を表現する場は、本当に温かく、人間っていいな、人生っていいな、誰かとともに生きるって素敵なことだな、と思えます。ご参加いただいたみなさまに心より感謝です。 さて、主催者の末席に座らせていただきながら、毎回自分たちもしっかり講座に参加しておりますが、極めて個人的な収穫をここでシェアさせ

          No.8 感謝を感じ、意図的、能動的、積極的に表現する

          No.7 俺は自分の中では饒舌だから

          おしゃべりな私たち 「俺は自分の中では饒舌だから」は、内向型の夫の名ゼリフです。それを30年ほど前に聞いたときは、その感覚がまったくわからなかったのですが、EQを育むためにマインドフルネスをはじめるようになって、私も今はハッキリと「私も自分の中でおしゃべり」であることがわかるようになりました。前回の記事で、心の中で毒づいたことに気が付いたのもその一例です。 一般的には、内的対話(Internal Dialogue)と呼ばれるもので、内面の思考や対話を指す言葉には、他にも

          No.7 俺は自分の中では饒舌だから

          No.6 盛り上がらない会議、なんとかならん?

          一瞬で美しい眼鏡にかけ替えた話 コロナ禍のある日、当時はやり始めた clubhouseを聞いていたときのことです。300人くらいが参加したそのバーチャルな空間で公開コーチングが行われていました。クライアント(コーチングを受ける人)は、自分自身もコーチとのことで、彼女は300人が聞いている前で自分のコーチングがうまくいっていないことについて、話し始めました。 公園を散歩しつつ聞いていた私は、 「コーチを名乗るくせに、そんなこともできないなんて」 「よくもまあ、そんな小さな

          No.6 盛り上がらない会議、なんとかならん?

          No.5 深刻な人手不足。すぐに人を採用しなくちゃ!その時あなたは。

          これまで味わってこなかったことを味わいたい 今年の8月にコロナにかかりました。「免疫力が高いからインフルエンザやコロナにはかからない」って自信満々に言っていたんですが。多くの人と同じ体験ができたので、ちょっとホッとした部分もあります。高熱が1週間続いて、その後もしばらく倦怠感や味覚障害が続き、8月は低空飛行な1か月でした。でも、9月に入ってからは気力も活力も戻ってきて、むしろコロナになる前よりも調子が良いです。(おかげさま) 心も体も活力があると、つまりウェルビーイング

          No.5 深刻な人手不足。すぐに人を採用しなくちゃ!その時あなたは。

          No.4 急な仕事の方針変更!その時あなたは。

          何か新たな行動を始めると、様々な心の動きがあらわれますね。noteを書き始め4日め。 「苦手なのに無理したり頑張る時代じゃないよ」とか、「私は文章より声で伝える方が得意だからVoicyにお引越ししよう」とか、「言葉にできないことに美しさってあるよね」とか。逃げる理由がいくつも思い浮かびます。まぁ、こうもスラスラと逃げる理由が出てくるので、かえって面白くなってきた感じもあります。もうちょっと続けてみよう。 さて、今日から、ビジネスリーダーが遭遇しがちな場面や課題をとりあげ、

          No.4 急な仕事の方針変更!その時あなたは。

          No.3 中学生にもわかるEQの定義

          こんにちは! しあわせリーダーズ朝野です。 EQを語る前に、そもそもEQは何かについて触れておきましょう。 EQってそもそもなぁに? 前回、EQ(エモーショナル・インテリジェンス)は、 仕事を通したしあわせに直結する能力、と書きました。 でも「能力」と呼ぶのには、実は個人的にはしっくりきていません。 かといって、スキルというと、表面的なテクニックをイメージしてしまいますし、マインドと呼ぶと、なんだかふんわりしてしまいます。 なぜなら、私の中ではこんな定義をもっている

          No.3 中学生にもわかるEQの定義