天秤座30度「体系的知識」
2018年10月22日20時15分、トランジット太陽が天秤座数え30度に入りました。天秤座数え30度のサビアンシンボルをぎゅぎゅっと五文字くらいに圧縮すると「体系的知識」
「♎30体系的知識」の原文チェック。黒字の1925年ジョーンズ版・青字の1975年ルディア版ともに「Three mound of knowledge on a philosopher's head ある哲学者の頭にある3つの知識の山」in ではなく on なので頭の「上」に積まれているんですね。「中」じゃない。 mound は野球の「マウンド」と同じ。何かを小高く盛り上げた場所またはもの。
「♎30体系的知識」の番地チェック。天秤座後半(復路)の、5度ずつに分けた第3グループ(おわり)の、第5度数。どの5度組でも第5度数は第3と第4度数のこども。第3度数は第1と第2度数のこども。第5度数には1-2-3-4すべての要素が詰まっている。磯野家で言えば第5度数はタラオ。
「♎26白黒反転」が波平。ワシとハト、力と愛は同じコインの裏表。「♎27高い視点」がフネ。二項対立を遥か飛び越える視点。♎26と♎27をいいとこ取りする「♎28徐々に好転」がサザエ。外界が明るくなれば心も明るんでくる。「♎29知識の継承」がマスオ。知識は共有してこそ。
環境と心が連動する♎28サザエと知識の橋渡しをする♎29マスオをいいとこ取りして「♎30体系的知識」がうまれる。哲学者の頭(の上)にある―― on なので頭に接触したかたちで「生えている・積まれている」をイメージしてほしい――3つの知識の山。
哲学者の頭からモコッ、モコッ、モコッ……と3つの知識の山が突き出ているのを想像してみてほしい。かなり異様でシュールだ。ちょっと鉄腕アトムっぽくもある。美しい蝶が息の根を止められてその姿を永遠に残す♎1から始まった天秤座は、びっくり人間みたいなシンボルで終わる。
♎30タラオは♎28サザエと♎29マスオの子。こどもは両親のいいとこ取りをする。人間は世界の一部で、外界が明るくなれば人間の心も明るくなる(♎28)。知識は共有してこそ。繋ぎ合わせることで人類全体が進歩する(♎29)。そして知識はひとりの哲学者の頭に結実する(♎30)
モコモコ生えた知識の山は3つ。3は相反する2つのものを調停する数。ゆれる天秤の両皿+支点で3。はじめ・まんなか・おわり。親・子・孫。♎30タラオは♎28サザエと♎29マスオをいいとこ取りするだけでなく、♎26波平(白黒反転)と♎28(徐々に好転)をもいいとこ取りする。
ワシとハト、力と愛は反転し得る(♎26)。人は世界の一部であり、世界が好転すれば人も好転する。ただし、ゆっくりと(♎28)。♎26波平と♎28サザエをいいとこ取りすると♎30。世界と人間がくるりと反転し、世界中の知識が3つの山に分かれて哲学者の頭にモコモコ積み上がる。
「♎30体系的知識」の中には天秤座後半第3グループの第1-2-3-4度数がぎゅぎゅっと凝縮されて入っている。二項対立はコインの裏表(♎26)。二項対立を調停する高い視点(♎27)。人はより大きな世界の一部(♎28)。知識を繋ぎ合わせれば人類全体が進歩する(♎29)
橋を架け繋ぎ合わせた知識の恩恵を人類全体が受け、その中から頭に知識の山を3つ生やしたキレッキレの哲学者(♎30)がうまれる。♎1の蝶は一筋の針が体にグッサー貫通していたけれど、♎30の哲学者は頭から知識の山がドカーンと突き出している。しかも3つも。
「♎30体系的知識」は天秤座後半(復路)第3グループ(おわり)第5度数(タラオ)。天秤座前半(往路)で♎30と対になるのは同じ第3グループ第5度数の「♎15コース収穫」。昼と夜、活動と休息、どちらも大事。だから交互に、何度もやろう。円環状のソリューション。
「♎30体系的知識」は裏♎15だ。♎15は活動と休息を交互に繰り返す周回コース。どちらか、ではない。どちらも、だ! ♎30の哲学者も♎15のような周回コースをぐるぐる回っただろう。そのうちに金平糖の角みたいに知識が頭の上に突き出てきた。山の数は3つ。2(どちらも)+1=3
「♎30体系的知識」の対向シンボルを見てみよう。「♈30家鴨は家鴨」はアヒル池とそこのアヒル一族。止めるアザラシを振り切って上陸する♈1で始まった牡羊座は、アヒル池で暮らすアヒル一族で終わる。ささやかかもしれないけれど、ここをキャンプ地とする!
「♎30体系的知識」は哲学者の頭に積み上がる3つの知識の山。「♈30家鴨は家鴨」ではアヒルたちが池での一族暮らしに収まっていたが、♎30では3つの知識の山が哲学者の頭の中に収まっていない。モコモコと突き出ている。それは哲学者本人だけでなく人類全体が積んできた山だ。
「♎30体系的知識」とトラインになるのは「♊30水着回」。双子座は風の柔軟サイン、おわりの風。その数え30度は水着の美女たち。浜辺を練り歩く彼女たちはその肉体美を出し惜しみしない。水着になって何が悪い? とばかりに出すとこ出してたわわになっている。
天秤座は風の活動サイン、はじめの風。その数え30度はある哲学者の頭に生えている3つの知識の山。♊30の水着美女たちがボンキュッボンを出し惜しみしないように、哲学者も自分の頭脳を出し惜しみしない。ボンキュッボンボボンと3つの知識の山をさらけ出している。
「♎30体系的知識」とスクエアになるのは「♋30建国婦人会員」。蟹座は水の活動サイン、初夏の水。その数え30度は「アメリカ革命の娘」という団体の一会員。アメリカ建国に関わった旧家の子孫しか入会できない女性団体で、アメリカの歴史を守り伝える。
天秤座は風の活動サイン、初秋の風。その数え30度はある哲学者の頭に生えた3つの知識の山。♋30は会員が代々受け渡されてきたものを引き継ぎ、次代へ伝えるが、会員になれるのは限られた条件を持つひと握りだけだ。♎30も同じく人類から知識を引き継ぎ自分の頭に積み上げる。
♎30と♋30は数多くの人が積み重ねてきたものの担い手になるという点では似ている。♋30では担い手が血筋によって決定される。♎30はどれだけ知的に優れているかによって決定される。
「♎30体系的知識」は天秤座後半(復路)第3グループ(おわり)第5度数(タラオ)。同じ天秤座後半の第1(はじめ)・第2(まんなか)グループのタラオズと比べてみよう。1がテーマを打ちだし2が1を裏打ちし3が1と2のいいとこ取りをする関係はグループ間でも成り立つ。
天秤座後半第1グループのタラオは「♎20律法学者」。宗教的伝統の担い手、共同体の世話役。第2グループのタラオは「♎25桐一葉」。賢い人はひとひらの枯葉から多くの情報を読み取る。♎30の哲学者は♎20と♎25のいいとこ取り、知的共同体を背負って立ち一を見て十を知る。
うまれたときのホロスコープで「♎30体系的知識」はどのハウスにある? 2018年10月22日の太陽はそこを照らした。穴埋め #アストロ短歌 で確認しよう
「○○○○で(五音・ハウス) 対話重視で(天秤座) リードする(太陽) 身につけた体系的知識(♎30)」
【♎30体系的知識 をより深く理解するための比較対照シンボルリスト】
♏30今宵は無礼講(となりのサイン)
♐30神の祝福を(60度)
♑30料亭で密談(90度)
♒30約束の場所(120度)
♈30家鴨は家鴨(180度)
♊30水着回(120度)
♋30建国婦人会員(90度)
♌30拡散希望(60度)