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もしも「折鶴寺」があったら

2020年6月8日のツイートまとめ。発端は大規模な自然災害の直後で被災地が生活必需品の支援を必要としているときに「善意で」千羽鶴を送り付けてしまう問題、「相手が必要とするもの」よりも「自分が送りたいもの」を送ってしまう上に「感謝」さえ求めてしまう問題が話題になっていたこと。

千羽鶴、「何かしたいけれど何もできない人へとりあえず『やった感のある作業』を与えて気休めにする」効果はあるものの、「それを送りつけ、飾らせて、感謝されたい」までがセットになると厄介なんだよな。千羽鶴は、折る人の中では信仰だから、追加で「やる人の気が済む儀式」を作るといいんじゃね?

「やる人の気が済んで、周りにも迷惑がかからない儀式」ね。たとえば「千羽鶴は、完成したらお寺や神社へ奉納する。お寺や神社では千羽鶴に祈りを込めてお焚き上げしてくれる。すると鶴は奉納者の願いを叶えるため天へ飛んでいく」とか何とかいうのを流行らせるといいよ。祈祷料500円くらい取ってな。

お寺で名前書いて燃やしてもらうための護摩木売ってるじゃない。一定以上のお金を納めると祈祷のとき名前と祈願を読み上げてくれるじゃん。あんな感じで「千羽鶴の奉納、快癒祈願はぜひ当寺へ!霊験あらたかなオリジナル千羽鶴折紙(祈祷済)もお分けしております、100枚ひと包300円」とか言ってだな

折紙代と祈祷料から焼却もといお焚き上げの経費を出す仕組み。寺社オリジナル柄の折紙にはコレクターも現れて御朱印帳には「千羽鶴奉納印」も押してもらえる。どうよ。これ流行らせたら寺社もお金が入り、鶴は避難所や物流を圧迫せず、千羽鶴を折りたい人もご祈祷してもらえて気が済むし、送りつけられて困る人も減る。

弊ネイタルでこういうこと(「千羽鶴は寺社でお焚き上げしてもらう」を流行らせて、お焚き上げ用の専用折紙を寺社で売ればwin-win)を言い出すの、たぶん4室射手座10度海王星と7室魚座10度木星のMRスクエアコンビ。癒しの頭も信心からだぜ🐟☆°。⋆

今だってお寺や神社でお守りや御札を売っているんだし、それらを売る前の祈祷もすれば、不要になったものの引き取りお焚き上げもしている。そうしてまた新しいお守りや御札を売っているわけだ。千羽鶴もその流れに入れてしまえばいい。千羽鶴需要を当て込んでいる折紙メーカーもこれなら反対しなかろう。

寺社では新たな収入源ができて、折紙メーカーも新たな販路を得られる。千羽鶴をどうしても折りたい民も鶴を折り続けることができるし、てんやわんやの医療機関や被災地が千羽鶴を送りつけられて困ることも減る。

「人形供養」をやっている「人形寺」みたいに「千羽鶴のお焚き上げと快癒祈願」を「千羽鶴供養」とでも名付けてしまう。それで有名になったお寺が「折鶴寺」とかいう愛称をつけられ、門前町の菓子屋で折鶴まんじゅうが売られるところまで幻視。

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