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マジキンちゃんとロジキンちゃん

2019年7月23日のツイートまとめ。占星術の過去から現在までの流れをざっくり語っています。後半は人間の心の中に今もいるマジカルシンキングちゃん(略してマジキンちゃん)と、昼間の社会生活で使っている(はずの)ロジカルシンキングちゃん(略してロジキンちゃん)の話。あの、ざっくり話なので話半分に読んでください。

最初は規則正しく昇って沈む太陽と月の満ち欠けと恒星の観察でカレンダーを作る(大河の季節的氾濫の予測、農事への利用)から始まったんだろうね。不規則な動きをする惑星には当時の文明で信仰されていた神の名が割り当てられていた。

初期の占星術は今で言うマンデンだった筈。個人の人生や心は占ってない。飢饉とか戦争とかを予測しようとしていた。国王のホロスコープくらいは作られていたかもね、国王、国を背負っているからその出来不出来が国の命運に関わってしまう。

「何で惑星の動きなんかで未来の国の命運や飢饉や戦争を占えると思ったのか?」については「何で鳥の腸なんかで未来が以下略」「何でシカの肩甲骨やカメの甲羅で以下略」「何で湖の氷の割れ方で以下略」「何で特定の日の粥の煮え具合で以下略(←これは今も某神社で行われている神事)」と大体同じでな。

「小さなことの中に大きなことの兆しが現れるのではないか」「天上で起こっていることは下界でも起こるのではなかろうか」「まだ見えないものの兆しは見えているものの中に既にあるのではなかろうか」って死にものぐるいで兆しを探し、しるしを求めて何千年の結果が今よねっていう。

むかしむかしの飢饉とか戦争とかの予測占いが外れた場合はどうなっていたか、って外れた場合は首が胴体とサヨウナラしていたのよね占い師たちの。

占星術が赤ちゃんだった頃の人類、「ちょっと天気が悪い」「ちょっと河が溢れた」くらいでバタバタ死んでいたから(いや今も死ぬけど昔は桁違いに死んでたから)、各古代文明に必ず「天気の神様」がいるのよね(そして天気の神様は大体強い)。先に知れるものならばめっちゃ先に知っておきたい神の機嫌。

むかしむかしはそんなわけで飢饉とか戦争とか天変地異とか(この天変地異という言葉も、天に変わったことがあれば必ず地にも異変があるはずっていう発想からできてることばだけど)人がバタバタ死にかねないテーマを占っていたんだけど、だんだんそれが人の心の中を占う方向へお引越してきたのよね。

あと人間の体について星から占うっていう方面もあったな、医療占星術。大宇宙と小宇宙は対応している! たぶんしてると思う……してるんじゃないかな……まちょっとホロでも見ておけっていう感じで天変が地異だけでなく体の異変にも関わってるんじゃないかなっていう発想。

今は彼の心は? とか私の夏は? とかそういう方面へ行っているのは、飢饉とか戦争とか体の異変とかその辺りの予測はホロスコープ以外にもっとたくさん予測法ができたからだ。心理、それは最後のフロンティア。もちろん心の予測にもホロスコープ以外の方法は今やたくさんあるわけでな。

なぜ、他にも沢山の、精度だって占いより少しは高いであろう予測法があるのに2019年になっても占星術含む各種占いがあるのかっていう話になると、それは現代人の心の中に、まだ古代人の心が生きているからだと当番は思うね。おとなの心の中にこどもの心、人間の心の中におサルの心があるようにね。

インナーチャイルドならぬインナー古代人ね。ロジカル・シンキング(論理的思考)を重んじる現代人の皮を1枚剥ぐと、マジカル・シンキング(呪術的思考)のインナー古代人が今も息づいている。このインナー古代人はラクして自分だけうまい未来を知るチート技を探し求めている。

他のことではロジカル・シンキングできるいい年こいたおとなの現代人でもインナー古代人が表に出がちな分野がある。病気と色恋とギャンブルだ。確たるエビデンスもない民間療法を試したり、直接聞けばいいものをカードを引いて彼の気持ちを予測したり、ガチャで推しが引けるように「触媒」を用意したり。

少しの経済的心理的負担で驚くほどの結果を得られるチートな技がないかしらん。そういう気持ちに駆られて現代人もインナー古代人と二人連れで占いハウスへ向かうし、そういう気持ちに乗っかって現代も占いハウスは存続している。胡散臭いやね、後ろめたいやね、後ろめたいから「ウラ」ナイ言うんよ。

だから民放の朝の情報バラエティに占いコーナーはあっても、NHKの朝のニュースに占いコーナーはないのだ。義務教育でも教えないのだ。ウラナイはオモテのものじゃないんだもの。ウラのもの、薄暗いもの、後ろめたいものなんだもの。

まあ現代の占い師、良心的ならオモテのルートで解決できることについては「それウラナイルートよりオモテルートで探る方が速いし安いし確実ですよ」って言うねだいたい。彼の気持ちはタロット引くよりホロスコープ見るより直接当たろうねーくらいは言うしウチより医師へ、役所へ、とも言うね。

現代の(良心的)占い師たちの役目のひとつは、インナー古代人とアウター現代人のバランスを取る手伝いだと当番は思うね。いや占い師でなくお医者さんや相談職へ行ってくれた方がベターだけれどさ。来ちゃった人のインナー古代人が荒ぶりすぎていたらほどよいところで寝かしつけ、現代人を起こすお仕事。

無論、自力でインナー古代人をねんねさせることができる人はお手伝い要らないんよ。

インナー古代人が思わぬときに出てきて暴れるからってぶん殴って気絶させるのは後々にツケが来る。穏便にねんねしてもらう方がいい。パソコンだって電源ボタンぶっちしない方がいいのだし、インナーチャイルドやリアルチャイルドが荒ぶったときにぶん殴って気絶させない方がいいのと同じだ。

ねむれーねむれーインナー古代人ー

さてここで当番の太陽サビアンを見てみましょう

>古代人のお墓<

当番のインナー古代人「⁽⁽꜀(:3꜂ ꜆)꜄⁾⁾」

当番「ファラオよい子だねんねしなー」

古「寝ぬ⁽⁽꜀(:3꜂ ꜆)꜄⁾⁾現代人、お話をせよ」

当番「2019年7月23日、関東地方で」

古「もっと占星術みたいに」

当番「太陽が10の部屋にて獅子宮に入った日……」

古「キャッキャ」

いっそのこと、自分の心だか頭だかの中に住んでいるインナー古代人(隙あらばマジカル・シンキングをしたがる心または頭)をゆるキャラ化して付き合ってみることを当番おすすめしたいね。ファラオでもいいし、マジカルシンキング略してマジキンちゃんとか名前つけてあげてね。

脳筋ちゃんとマジキン(マジカルシンキング)ちゃん。もちろんロジキン(ロジカルシンキング)ちゃんもいる。ずっとマジキンちゃんが寝てる状態なら無理に起こすことはないけれど、マジキンちゃんがよく起きてきて思わぬところで荒ぶるなら、やってみてもいいかもよ。

よそんちのマジキンちゃんを自分ちのロジキンちゃんでぶん殴ろうとするのはお薦めしない。よそんちのマジキンちゃんの責任者はよそんちの人だし。直接の付き合いがある人で、その人のマジキンちゃんが大暴れした結果実害が出ている場合は別だけど、そうなったら面談のプロに任せた方がいいと思う……

ここで当番のロジキン担である筈の水星を見てみましょう

>海王星とオーブ4の合<

>たぶん弊ネイタルのマジキンちゃん、正体は海王星<

>海王星は太陽とも4度差の合<

>しかも海王星が木星と正確なスクエアでミューチュアルレセプション<

>ねむれ、寝てくれ当番のマジキンちゃん<

「そもそもなんだって惑星の動きで未来とかがわかると考えたんだろうね?」という話から始まったのにマジキンちゃんへ行き着き、いつものように論旨が迷子。あっ「いつものように論旨が迷子」、七七。

三行でまとめると

・惑星で未来とかがわかると考えたのは古代人がマジキン(マジカルシンキング)だったから

・マジキンによる占いの対象は時代が移るにつれ飢饉や戦争から個人の心へと変わってきた

・インナー古代人が現代人の心の中に生きちゃっている限り、占いもまた生きちゃうんだよねえ

助けて!うちのマジキンが荒ぶっていてロジキンが息をしてないの!!

2019年現在の信頼できる占い師さんというのは、相談者のマジキン(マジカルシンキング)とロジキン、インナー古代人とアウター現代人のバランスを取る手助けをできる人だと当番は思う。ヤバい占い師さんはロジキンが息してなくて、相談者のロジキンを潰しマジキンだけを煽る占い師さん。

良心的な占い師さんは面談の最中、相談者のロジキンさんが眠りに落ちてしまったとしても最後には相談者のマジキンさん(インナー古代人)を寝かしつけて、ロジキンさんを起こして、終わりですよ、オモテの世界へ帰りましょうと声かけしてくれる。

マジキンちゃんが生み育ててきた占いの世界だけれど、オモテで番を張ってる人のロジキンちゃんが相談者のマジキンちゃんを寝かしつけロジキンちゃんを起こす代わりにただただマジキンちゃんをぶん殴り、眠れるロジキンちゃんもぶん殴るだけで育てなかったために、占い世界へ避難してる場合もあるよね。

ロジキンちゃんはできれば健やかに穏やかに育まれた方がいいし、マジキンちゃんはロジキンちゃんの働くべき場を占領しないように穏やかに安らかにねんねしていただいた方がいいけど、どちらも寝ていれば叩き起し、寝なければぶっ叩きというのはあまり健やかではないと思うな。

占いはハウスで言ったら12室じゃもん。ひみつの、ちょっと後ろめたい、薄暗い、ウラ世界だもの。駆け込み寺、縁切り寺。他に落ち着ける居場所があるなら、他で暖かく迎えてくれる人、足りない点があっても長い目で見て受けとめてくれる場所があるなら、みんなウラナイに来やしないわよ。

器用でロジカルな人は生活上の問題を3室とか6室で解決しちゃってるよ。もっとすごく頭のいい人は9室とか活用するよ。12室は器用じゃなくても受け入れられる一時退避場所なんよ。

ほらほら当番さん、また論旨が迷子。

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