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山羊座26度「滝と虹と妖精」

2019年1月15日20時07分、トランジット太陽が山羊座数え26度へ入りました。山羊座数え26度のサビアンシンボルをぎゅぎゅっと五文字くらいに圧縮すると「滝と虹と妖精」

「♑26滝と虹と妖精」の原文チェック。黒字が1925年ジョーンズ版「(ある)水の精」sprite は妖精、精霊です。発音は「スプライト」日本では炭酸飲料でおなじみ。青字が1975年ルディア版「ある滝の虹色に輝く霧の中で踊る(ある)水の精」iridescent イリデッセントは虹色光沢。

「♑26滝と虹と妖精」の番地チェック。山羊座後半(復路)の、5度ずつに分けた第3グループ(おわり)の、第1度数。どの5度組でも第1度数はグループのテーマをバンと打ちだす。磯野家で言えば第1度数は波平。

ドデカテモリーで見る「♑26滝と虹と妖精」番地チェック。♑1で新月(太陽と月の合)が起きたとする。25日間で太陽は25度進んで26日目には太陽♑26。月は同じ期間で325度進んで26日目には月♏26で太陽とセクスタイル。ドデカテモリーで♑26は「山羊座の中のちいさな蠍座」

山羊座の最終5度組まで来ました。どのサインでも数え25度までで「○○座ポイントカード」は満杯。数え26度から数え30度までの最終5度組はポイントを何かと交換していく段階。貯まった山羊座マイル、何に使おう? 何が欲しくて貯めてきたんだろう?

サビアンシンボルどこかで見たシリーズ「妖精」。「♈16小人の靴屋」「♋7月夜の妖精」「♍5草木もまた友」「♏23獲物が変身」「♏28妖精王の帰還」そしてこの「♑26滝と虹と妖精」に妖精が登場する。自然の力の擬人化、見えない世界、「となりの」住民。

滝(waterfall 単に fall とも)は水がとめどなく落ち続ける場所。「♉1山の清流」と同じく水はそこに落差がある限り絶え間なく流れ落ちる。落ち続ける滝の周囲に細かい水の粒子が舞って霧となる。霧に光が当たり虹が見える。水の精はその虹色の輝きの中に見え隠れする。

地の活動サイン、山羊座にしてはとらえどころのないシンボル……そうだろうか? 妖精ではないが見えない世界の存在が登場するシンボルは他に「♑3受肉したい」の魂、「♑7神がかり」の神の力、「♑9琴線に触れる」の天使、と山羊座初期度数に複数存在する。

ジョーンズ版の♑26は、ただ「(ある)水の精」。これがルディア版になると「ある滝の虹色をした霧の中で踊る(ある)自然の精」と具体的になっている。実在を確かめようと思えば可能な滝から、いるのかいないのかはっきりしない妖精までグラデーションができている点に御注目。

滝はそこにある。落差があり、そこを水が落ちる。見ることも、触れることもできる。霧もそこにある。見ることができるし、触れても手応えはないが長時間接していれば湿る。虹は光線の具合さえよければ見ることはできる。水の精は、見えるか見えないか、いるかいないか曖昧だ。

いると思えば、いるような気がする。見えると思えば、見えるような気がする。いない、見えないと思えばそんな風にも思える。確実なことは言えないが、そんな確実ではないものが、たとえば滝のように目で見て触れることもできる何ものかに関連づけられて語られる……こともある。

♑26の「滝にいる水の精」というシンボルはそれだけではわかりづらいと思われる。当番もわかりづらかった。「滝と妖精の関係」を「パワースポットとパワーの関係」と言い換えたら伝わるだろうか? パワースポットは具体的な場所であり誰でも行ける。当番のような零感でも行ける。

パワースポット(たとえば水の精がいるとされる滝)には誰でも行ける。そのスポットには他の場所にはないパワーが宿っていたり、見えない何かが居たりする、と言われる。感じる人は感じるらしい。しかし当番のように感じない人は何も感じない。心地よい場所だとは思っても。

山羊座はパワーを求めるリーダーのシンボル(「♑1儂が酋長じゃ」)から始まった。集団の資源を集中させ、効率的に活用する権利。「かしら」として「手下」たちを率いる権利。♑26であらためて問う「パワーって何だ? 何から生まれるもので、何を生むものだ?」

「♑26滝と虹と妖精」の対向シンボルを見てみよう。「♋26有閑階級」は贅沢に満足を感じながら長椅子で読書をする人々。有閑階級の書斎には溢れるほどに本がある。本を楽しむ人のところへは本を楽しむ人がお客に来て、同じ教養を持つということが仲間入りの条件となる。

♋26の有閑階級とお仲間になるには教養が必要。教養の源は読書。読書の源は書物を買い揃え教育を受けるだけの財力。♑26の妖精は虹の中で踊る。虹の源は霧、霧の源は滝。豊かな資金が教養ある生活の源である♋26と、豊かな水が妖精の源である♑26

「♑26滝と虹と妖精」とスクエアになるのは「♈26ギフト山積」と「♎26白黒反転」。♈26と♎26はオポジション(180度)であり、♋26と♑26がつくるオポジションと直角に交わる。活動サイン数え26度の火地風水が揃い、ホロスコープを四等分するグランドクロス。

「♈26ギフト山積」は抱えきれないほどの贈り物を所有する男。牡羊座ポイント満タン状態。「♎26白黒反転」は互いにもう一方の姿に変わるワシと大きな白いハト。武力の象徴・ワシと平和の象徴・白いハト。ふたつの力は表裏一体、天秤の両皿。立場は容易に入れ替わる。

溢れるほどの贈り物に恵まれる「♈26ギフト山積」。武力のワシと入れ替わるほど大きくなった平和の白鳩「♎26白黒反転」。教養人同士の交際を支える財力「♋26有閑階級」。妖精出現のパワースポット「♑26滝と虹と妖精」。活動サイン数え26度は溢れる恵みにかかわる。

「♑26滝と虹と妖精」とトラインになるのは「♉26熱唱伊達男」と「♍26儀式への参加」。登場順は最後だが山羊座は地の活動サイン、はじめの地。地の固定サイン、まんなかの地の牡牛座が山羊座を裏打ち。地の柔軟サイン、おわりの地の乙女座が山羊座と牡牛座をいいとこ取り。

「♑26滝と虹と妖精」がテーマを打ちだす。水の精が現れるのはその発生源となる水が豊かにあるから。「♉26熱唱伊達男」が♑26を裏打ちする。スパニッシュ伊達男が恋心を歌に包んで愛しのセニョリータへプレゼント。そんな口説き方ができるのはそういう文化が存在するおかげ。

「♍26儀式への参加」が♑26と♉26をいいとこ取りする。香炉を持つ少年が宗教儀式の間祭壇の傍に控える。少年の香炉からは芳しい煙が立ちのぼり、儀式の参加者を包み込む。滝の霧が妖精を包むように(♑26)。香炉の煙は人々の祈りをのせて天へ昇る(♉26)

「♑26滝と虹と妖精」は山羊座後半(復路)第3グループ(おわり)第1度数(波平)。同じ山羊座後半の第1グループ(はじめ)、第2グループ(まんなか)の波平ズと比べてみよう。1がテーマを打ちだし、2が1を裏打ちし、3が1と2をいいとこ取りする関係はグループ間でも成り立つ。

山羊座後半第1グループの波平は「♑16汗を流そう」、テーマを打ちだす。動きやすい体操服を着たこどもたち。健康を保ち、体を育てる。山羊座後半第2グループの波平は「♑21連携プレイ」、♑16を裏打ちする。各走者が自分の持ち場で力を尽くし、バトンを繋いでいく。

山羊座後半第3グループの波平は「♑26滝と虹と妖精」、♑16と♑21をいいとこ取りする。水の精は霧に浮かぶ虹の中で踊っている。活発に動き回るのは♑16の要素、滝から霧が、霧から虹が、虹から妖精がと順番に登場するのは♑21の要素。

山羊座後半第1グループ第1度数である「♑26滝と虹と妖精」と山羊座前半で対になるのは「♑11保護区域」。部外者が来ない私有地がコウライキジの繁殖地となる。食べておいしい猟鳥の増加による利益は地主の懐へ。「♑26滝と虹と妖精」は妖精の源として滝という環境が存在する。

うまれたときのホロスコープで「♑26滝と虹と妖精」はどのハウスにある?2019年1月16日の太陽はそこを照らした。穴埋め #アストロ短歌 で確認しよう

「○○○○で(五音・ハウス) 全体像を(山羊座) 意識する(太陽) きらめく滝と虹と妖精(♑26)」

#サビアンシンボル物語

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