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【開催報告】#木星と土星の深掘り講座

2024年3月10日。魚座数え21度の新月であったこの日、 #木星と土星の深掘り講座 無事に終了しました。受講してくださった皆様、ありがとうございました!

当番の配布資料(左)と七嶋ナオ先生の配布資料(右)

星見当番と七嶋ナオ先生、ダブル講師によるノンストップ3時間講座。講座全体を一本の大きな樹木に喩えるならば、七嶋ナオ先生が古代メソポタミアから始まる木星・土星神話の根本に当たる部分、当番が日常のことばで木星と土星のイメージを広げていく枝葉の部分の担当でした。細やかで素早い双子座の七嶋先生が「根っこ」で大まかな射手座の当番が「枝葉」の担当であるのは意外かしら? いいえ、「牡羊座を1ハウス、山羊座を10ハウス」に配置するナチュラルサインハウスの配置を思い浮かべてください。3番目のサイン・双子座は3ハウス、9番目のサイン・射手座は9ハウス。ホロスコープのハウスはASCとDESを結ぶ線で地上と地下に分かれます。双子座(3ハウス)は地下、射手座(9ハウス)は地上。根っこは地下で枝葉は地上。本講座での担当分けは、そんな感じの配置でした。なお、これは互いの話したいこと・やれることを持ち寄った結果自然にそういう塗り分けになったものです。

七嶋先生による講座開始前の板書

板書、チラっと。これは古代メソポタミアの話をするために七嶋先生があらかじめ書いた年表の枠ですね。ここにびっしりと情報が追加されていくわけですが、講座内容に触れるのでびっしりバージョンの画像は省略。受講料ありきの内容ですのでね。メソポタミアについての講座限定資料、当番も当日まで骨子の部分をもらっていたのみで、全貌は開始直前に見せてもらいました。講義中、当番もほとんど一受講生としての立場で楽しんだ古代パートでした。いやこれ講座いっぺんだけではもったいないですねえ。

当番パートの資料集

古代神話パートから一転、日常的な語彙を駆使して木星と土星のイメージを網羅していく当番パート。過去の講座で使った資料の再配布も含めて、配布資料が20枚を超えました。前回や前々回の講座を受けてくださった方には数枚の重複になります。木星土星講座だけの新規資料も複数作りました。2055年まで向こう31年分の木星土星運行表(順行・逆行・留情報含む)。向こう31年木星と土星がどのサイン・どのハウスに来ても組み合わせを言語化できるように作った基本キーワード一覧表。土星がひとつのサインに居座るあいだ、木星は3サインを移動することに着目した「土星と木星の3カ年深掘り年表」。そして「トランジットの木星・土星が出生図の何ハウスに入るのか」を視覚的に捉える #アストロレストラン NT二重円シート。

#アストロレストラン については当番noteでも複数回取り扱っています。基本のアストロレストランは出生図のハウス要素を簡略化したもの

元祖アストロレストラン

応用編として、出生図(生まれたときのホロスコープ)をベースにしたアストロレストランの外側にトランジット(リアルタイム運行中)の天体を別色で書き込んだNT二重円アストロレストランがあります(Nは「ネイタル 出生の」、Tは「トランジット 経過の」の略です)。NT二重円アストロレストランは当番の太陽回帰2023でお見せしました。

これが当番のN(出生)アストロレストラン
これが当番の2023年NT二重アストロレストラン

(太陽回帰図のNTアストロレストランについては有料記事内でダウンロードできる解説テキストを配布しています)

今回の #木星と土星の深掘り講座 では「 #アストロレストラン にトランジット木星が融資に、トランジット土星が監査に来たよ!」という設定で皆様にそれぞれ二重円を書いていただきました。おふたりほど挙手制で前にお呼びして、実際ホワイトボードに大きなアストロレストラン二重円を書いてもらって、大変楽しかったです(当番が)。当番これがやりたかったのです。講師が前に立って一方的に喋るだけ、受講生が座って一方的に聞いているだけでは退屈だから。時間が無限にあるならもう全員代わる代わる前にお呼びして、それぞれアストロレストラン二重円を書いていただきたかった! 参加者全員で順にアストロレストランを板書して、トランジットや気になるひとのホロスコープを重ね書きしてみんなで色々話すだけの講座(ワークショップかな)もできそうな気がしてきました。

終盤はハイパー質問タイム/ハイパー雑談タイム。土星回帰(サターンリターン)の話題がここで出ました。1回目のサターンリターン(29歳から31歳頃)は生まれたときからコツコツ積み立ててきた土星貯金が初めて満期を迎えること。2回目のサターンリターン(58歳から60歳頃)は2度目の満期で、この頃には「自分が土星(を体現した存在)になる」ということ。この日、会場には今年これから初めてのサターンリターンを迎える魚座土星の方と、数年のうちに2度目のサターンリターンを迎える予定がある方、そして「私、もう2度目のサターンリターン過ぎました」という方がいらっしゃいました。

これはすごいことです。これから初めてのサターンリターンを迎えるひとと、もう2度目のサターンリターンも経験したひととの間には31年ほどの開きがあります。これだけ年齢差があるひと同士が同じ講座に集い、互いの話に耳を傾ける。「長い時間」担当天体・土星が結ぶ出会いです。雑談タイムは、この2度目のサターンリターンを通過した受講生さんが力強く締めくくってくださいました。大丈夫、土星回帰を恐れることはない。ここに2度土星が巡って更に凛として生きているひとがいる。年を重ねることへ前向きになれる、よい締めでした。当番も10年後にはかくありたい。

当講座の持ち帰り資料としてつけた木星土星の運行表は2023年から2055年まで、足掛け32年分あります。土星が魚座に入ってから12サインをぐるりとひとめぐりし、ふたたび魚座へ戻ってきてからそこを抜けていくまでです。そのひとめぐりのあいだに木星は同じ12サインをふためぐりと2/3回ります。ここまで長期間にわたる運行表をつけようと当番が思い立ったのは、受講生の皆さんにそれだけの長さにわたってそれぞれの未来を見渡してほしかったからです。

想像してください、2024年3月の「いま」から見て31年後、2055年の自分を。そのとき何歳になっているかを。どのような道を歩み、どこに立っているかを。当番は2055年には年齢で言えば後期高齢者です。これから31年間で、どんな年輪を刻めるだろう。そして31年生きるより先に、まず土星が蟹座へ戻ってきて2度目のサターンリターンを迎えます。初めて土星が回帰した頃には想像さえできなかったけれど、ギリギリ見えるくらいの距離に小さく2度目のフラグがわかるようになった今ならイメージができます。きっと当番、ちゃんと11ハウス蟹座土星みたいな58歳になる。

今回受講してくださった皆様、ありがとうございました。ご感想などありましたらタグ付きで発信していただけると大変嬉しく存じます。公開発信するのがためらわれる場合は、メール等でも大歓迎です。タグは #木星と土星の深掘り講座 です。


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