見出し画像

ハングザイエティ

2024年3月25日のツイートまとめ。そろそろ忘年会シーズンなので、当番と似たような体質の人に「ムリに飲まない方がいいみたいよ」というお知らせも兼ねて。

【2024年3月25日】
飲み会、ほぼ下戸に近いけど一滴も飲めないわけじゃないから一次会のみ参加最初の一杯だけアルコール→二杯目以降ノンアルで参加してたんだけど、いつも翌日どっと疲れてたのね。人付き合いで疲れたと認識していたんだけど、偶然アルコール厳禁の薬服用中で完全ノンアル参加したら、翌日疲れなかったの。

「人付き合いに疲れているのだ」と認識していたアレが、どうやらアルコールの分解で心身ともに疲れ果てていたらしいと判明。吐いたり頭痛がしたりというティピカル二日酔いの症状じゃなかったからまさか「酒で疲れていた」とは思わなくて。以降「ほぼ下戸」ではなく「完全に下戸」と自称している。

アルコールを一滴も飲まない飲み会があんなに疲れないものだったなんて。

飲酒した翌日には頭痛、吐き気、光過敏、疲労感などさまざまな症状が現れるが、中でも不安という要素は軽視されやすい傾向にある。

「どんな酒であれ、飲んだ人の大半は、アルコールが抜ける際、脳に変調をきたします。少量の飲酒であれば混乱を覚える程度ですが、量が多い場合は不安が起こることがあります」と、英インペリアル・カレッジ・ロンドンの神経精神薬理学者デビッド・ナット氏は言う。

上記リンク記事より

えっ。疲労感や不安感も二日酔いの症状だったの? じゃあ当番、実は毎回グラスビール一杯で二日酔いになってたってこと? 頭痛や嘔吐がないから二日酔いになったことないと思い込んでた。

【2024年11月25日追記】
「二日酔い hangover」と「不安 anxiety」を合成した #hangxiety ハングザイエティ という造語ハッシュタグがありまして、当記事の表題はそこからいただきました。

「下戸である=アルコールを分解するのがヘタクソで、お酒が入ると分解に体力を持っていかれて疲れてしまう」と想定すると、これまで飲酒で経験した諸々の困りごとに納得がいくような気がします。試みに、「下戸だけれど乾杯のグラスビール1杯くらいなら付き合える当番」が飲み会の最中とその帰り道に経験する感覚と感情を書き出してみます。

飲み会一次会の間は一応身がもつ(ビールをグラスに1~2杯程度)

顔は赤くなる

楽しくならない

みんながどんどん楽しくなっちゃっている様子を見てる

声が大きくなりだした人の傍からそっと離れる。トイレに避難する。もう帰りたい

二次会へは出ない

帰りの電車で寝過ごして引返す

二日酔いしたことない

お酒のせいでリバースしたこともない

上記を「アルコール分解に体力を奪われて疲労している」観点から見直すと以下のようになります。

飲み会一次会の間は一応身がもつ(ビールをグラスに1~2杯程度)→必死で疲労に抗い、社会人の形を保っている

顔は赤くなる→アルコール分解機能がポンコツ

楽しくならない→疲労感に無自覚なまま気を張っているため

みんながどんどん楽しくなっちゃっている様子を見てる→酒席でリラックスできるのは余剰体力の賜物、下戸はアルコール分解だけで体力を持っていかれてしまうので楽しむどころではない。飲酒で盛り上がっている人々がうっすらイヤになるが、そのイヤになる感情も疲労感由来

声が大きくなりだした人の傍からそっと離れる。トイレに避難する。もう帰りたい→分解機能がポンコツで少量しか飲んでいなくても、しっかりと酩酊はする。大声や大きな動作が耳や目に刺さって非常につらい。ただし「こんな少量で酩酊するはずはない」と下戸自身思っている。「自分はシラフである(実際は酔っ払っているから疲れてつらい)」という意識のまま「酔って騒ぐ人はうるさい→酔って騒ぐ人は嫌い」まで反感メーターが振り切れる。

二次会へは出ない→疲れきっていて次の店までついて行けない

帰りの電車で寝過ごして引返す→疲れきっていて他の機能をスリープさせないとアルコール分解できない

二日酔いしたことない→ティピカル二日酔い症状が出ないからそうだと気付いていないだけで、実際はアルコールの影響で心身が疲れきっている

お酒のせいでリバースしたこともない→リバースするほど量を飲めないから

これらすべてが「乾杯のための最初の一杯から完全ノンアルコール飲料にする」をやったら解消したんですよね。疲れないし、酔っ払って楽しくなっちゃって大声あげて笑ったり動作音がでかくなっちゃったりする人を見ても前ほど嫌悪感が湧かないし、帰りの電車で寝落ちもしない。翌朝の目覚めもよく、機嫌も良好。当番の機嫌の九割が体調、もっと言えば体力ゲージの残量だったなんて思ってもみなかった、完全ノンアルコールで酒席に付き合ってみるまでは。

以来、当番は付き合い酒を一切やめました。社交の一環で酒席には顔を出すけれど、付き合いでアルコールを飲むことはもうしない。グラスビール1杯が当番の体力ゲージをガンと半減させるとわかったからです。業務が終わってからの酒席はただでさえ体力ゲージが50%まで減った状態なのに、そこからひとりだけ25%に落ちる体質なわけです。ひとりだけ体力残量25%で酒飲みたちに付き合っていたらそりゃあ酒飲みたちをうっすら嫌いにもなるし、帰りの電車で寝落ちもするわけです。たぶん一次会終わった段階で残りゲージ13%とかです。二次会行けないのも無理はない。

ついでに言えば現在、当番の肝臓は持病の治療で服用している薬も分解しなくてはならない状況です。いま飲酒に割く余力が一切ありません。

なお「持って生まれたアルコール分解能力がポンコツで、体が飲酒に耐えられない」と説明するより「飲み合わせの悪い薬を処方されていて医師に飲酒を厳禁されている」と説明する方が取締役クラスの偉い人達への通りがよかったりします。解せぬ。でも一発でお酒を謝絶できるから使ってる。本当は「まったくの下戸です」「そっかー」で通じるのがベストなんですが、まあ次善の策というものです。


いいなと思ったら応援しよう!

星見当番
お気が向いたらサポートをお願いします!サポートは当番の紅茶代となり、ひいては明日への活力となります