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当番が初めて対面でホロスコープを見てもらった日のこと

2020年9月1日のツイートまとめ。むかしむかし、当番が初めて対面でホロスコープを見てもらった日の話。

あんまり覚えてないのよね……最初に対面で占ってもらったときに何を訊いたか、何を言われたか。場所は覚えてるんだけど。有楽町駅を出て、あの、マリオンのちょっと先にいつも大行列になる宝くじ売り場があって。その脇に昼間からテーブルを出している露天営業の占い師さんチームがいたでしょう1990年代に。

ああ90年代後半ね。今もいるのかな? 20年以上前だからもういないかな? いてもさすがに代替わりしたかな? いつもオスとメスのコッカースパニエルを連れてきてテーブルの横に座らせている人たちでね。占い師さんはおじさんのときと、おばさんとおねえさんの中間くらいの人のときがあったな。

まあぶっちゃけそこのわんこさんズがかわいかったので見かけるたびにご挨拶させてもらっていたのだけど、だいたい先客や順番待ちのお客さんがいてなかなか鑑定してもらう機会がなかったのよね。たまたまタイミングよくお客さんが途切れたときに、やっとお金払ってホロスコープ見てもらえた。

まあ正直なところ……「本職の占い師さんってどんな風にホロスコープ読むんだろう」というとても不純な動機で受けたので……何を言われたか覚えてない……当時の当番、23歳とか24歳だったと思う……まだスタゲ(西洋占星術用計算ソフト Stargazer for Windows のこと)とかなかった頃ですね……「読む」より何より、ホロスコープを「描く」のがめちゃ速かった……。

電話帳みたいな天文暦をバーッとめくってA4のレポート用紙にフリーハンドでシャシャーッと十字を引いて殴り書きみたいに記号を置いていって……いやーあれは本当に速かった。当時の当番、「これが出来なきゃプロにはなれないのだな」と思ってしまったのだな……(スタゲ出現以前の時代なのである)。

当番は1980年代後半に中学生で西洋占星術沼へ落ちた身なので、手計算手書きのホロスコープがいかに時間を要するものか実体験で知っている。あの90年代後半のプロの手書き、速かったなー。

そして目の前でシャシャッとアングル(※ASC-DESの線とMC-ICの線)だけ描いてサインと天体をどんどん入れていったあの光景を後年思い出して「あっ、あれでよかったんだ」とも思った。リアルタイムでは「すげー! 速い!」と思っていただけだったけれど、10年20年経って「当番」の立場で思い出すとわかる。あれだけでちゃんとわかる。

今でも覚えている。露天の小さなテーブルを挟んでMCの側から(占い師さんは占い師さん自身が読める向きでホロスコープを描くので)覗き込んでいた、とても簡略化された当番の出生図。後年、#アストロレストラン を考案したときには思い至らなかったけれど、アストロレストランの遠い祖先はあの図だ。

#アストロレストラン 詳細はこの記事

あとは「モノカキの12ハウス」に収録したこの図も、原点はあの有楽町の占い師さんが猛スピードで手描きしたあのホロスコープです。

「モノカキの12ハウス」はこれ


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