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『アストロダイスワークブック』(アストロ同人誌のご案内3)

星見当番です。当番のアストロ同人誌 #アストロダイスワークブック のご案内記事です。BOOTHで販売中です。紙版とPDFダウンロード版の二種類があります。共に1,200円です。

『アストロダイスワークブック』はアストロダイスを初めて使う西洋占星術初心者(当番は西洋占星術初心者を「アストロいちねんせい」とお呼びしています)向けに作った記入式の言語化練習帳です。記号の種類と名称一覧表完備、アストロダイスの買いかたから載っています。近場でアストロダイスを購入できない人向けに、数量限定で紙版ワークブックにダイス現品がついてくるスターターキットも販売しています。スターターキットはひとつ2,000円です。(※販売時期によって付属するアストロダイスの色が変わります)

「アストロダイス」とは、正十二面体の各面に西洋占星術のシンボルを刻んだ3つでひと組のサイコロ(ダイス)です。画像のようなものですね。

向かって左からハウスダイス、サインダイス、天体ダイス

アストロロジー(占星術)のダイス(サイコロ)だから、アストロダイス。任意の地点・任意の瞬間に基づいて作図したホロスコープを見て占う西洋占星術は「命術(めいじゅつ)」なのですが、西洋占星術のシンボルをサイコロでランダムに出して占う「アストロダイス占い」はタロット占いや易占と同じ「卜術(ぼくじゅつ)」の一種です。

アストロダイス占いを始める人は「ホロスコープ読みから入ってアストロダイス占いへも手を広げる」というパターンが多いのですが、当番の『アストロダイスワークブック』は「ホロスコープ読みをまだマスターしていなくてもアストロダイスを使ってみたい!」という人にも対応しています。まず最初にホロスコープの基礎知識付きです。

この図を把握できていれば大丈夫です

なぜ「ホロスコープが読めなくてもいきなりアストロダイスを振るところから始める本」を作ったのか? 当番はアストロダイスが日本でよく出回るようになった2013年辺りからずっとアストロダイスユーザーなのですが、当時は「ホロスコープが読めるようになっていなければアストロダイスを振ったって出目が読めるようにはならない」と考える初心者さんが多かったからです。

するとどうなるかというと「アストロダイス(かんたんな説明書しかついていない)を買った」→「使いたいけれど出目が読めない」→「ホロスコープ読みができればアストロダイスも読めるらしい」→「ホロスコープ読みの勉強をしよう(王道です、素晴らしいです)」→「ハウス・サイン・天体の三点読み難しい」→「アストロダイスはしまいっぱなし」という道を辿るわけです。当番はアストロダイスのユーザー仲間を探してSNSを見て回るのに、ユーザーが一向に増えないわけです。

そこで当番は考えた。「『ホロスコープの読みかたをマスターしてからアストロダイスを手に取る』のではなく『アストロダイスを振りながらハウス・サイン・天体の三点読みに慣れる』方法を広めたら、アストロダイスを振ってくれる人が増えるのではないか?」

アストロダイスみっつを振って「ハウス・サイン・天体」の三点組み合わせを「抜け漏れなく・簡潔に」表現できるようなミニお題をたくさん作ればいい。アストロダイス普及と言語化特訓のために当番が作った初心者用お助けツールが #アストロ短歌#アストロダイスでサブウェイチャレンジ です。

同人誌『アストロダイスワークブック』の中身は「アストロ短歌」が全体の50%弱、それに加えて「アストロダイスでサブウェイチャレンジ」講座のテキストも収録、更に書き下ろしの基礎編・応用編も加えてリアル講座みっつ分の記入式ワークと解説を収録しています。

目次、お見せしましょう。こんな内容が収録されています。

アストロダイスワークブック目次1ページ目
アストロダイスワークブック目次2~3ページ目

「アストロダイスひとつで読む」「アストロダイスふたつで読む」「アストロダイスがなくたって」が同人誌書き下ろし分です。「アストロダイスみっつで読む」は当番の既存講座のテキストを再録したもの(アストロ短歌・アストロダイスでサブウェイチャレンジ)です。

手前味噌ですが「アストロダイスひとつで読む」「アストロダイスふたつで読む」は他のアストロダイス解説書でも取り上げていない部分だと当番自負しております。

アストロダイスって「必ずみっつひと組で振って、出目を必ずみっつひと組で読まなければならないもの」と思われすぎているような気がするんですよ。「必ずみっつひと組で読まなければ!」と思うから「シンボルの意味を総合するのが難しい」と感じてしまうし、いざがんばってみっつ振りで読んでみても、なぜか「ハウス・サイン・天体」のうちどれかが漏れて、気付けば「ハウスと天体」「サインと天体」のどちらかしか拾えていないリーディングになってしまう。

だけどね、タロットは「カード1枚引き」が存在するでしょう? 「カード2枚引き」「3枚引き」だってある。必ずいつも「10枚引きで読むケルト十字スプレッド」で読まなくてはならない! と決まってはいない。タロットはいつだって「1枚引き」から始めることができる。ワンオラクルでカードのシンボルひとつひとつに慣れてから複数引きへ移っていける。それならば、タロットと同じ卜術(ぼくじゅつ)の仲間であるアストロダイスだって「ダイスひとつ振り」から始められるはずです。

ダイスひとつ振りから始めてシンボルを言語化することに慣れる。それからダイスふたつ振りに移って「シンボル同士を組み合わせる」を覚える。組み合わせ読みに慣れたらダイスみっつ振りへステップアップして、「ハウス・サイン・天体」の三点組み合わせを自在に言語化できるように特訓をする。そういう初心者向けステップアップアストロダイス本が探しても見つからなかったので、当番が作りました。

アストロダイスひとつでも、占いたいお題に合わせて「どのダイスを振るか」がわかっていれば、ちゃんと占えるんですよ。アストロダイスふたつでも同じです。タロットが1枚引きや2枚引きで占えるなら、アストロダイスでだってひとつ振りふたつ振りは可能なんです。ワークブックを読んで練習してみればわかります。

ワークブックの中身、もう少しお見せしましょう。

アストロダイスひとつ振り・基礎
アストロダイスひとつ振り・応用

アストロダイスひとつ振りのパートです。アストロダイスひとつ振りのコツは「場所を選びたいならハウスダイスを振る」「スタイルを選びたいならサインダイスを振る」「行動を選びたいなら天体ダイスを振る」です。

まずは練習として「ミニゲーム」から入ります。あらかじめ12種類の選択肢を用意しておいて、アストロダイスをひとつ振って選択するゲームです。それに慣れたら「ミニゲーム」を「ミニ占い」へ変換します。「ミニゲーム・アストロどうでしょう」をステップアップさせると「ミニ占い・本日のラッキースポット」になります。

アストロダイスふたつ振り

アストロダイスふたつ振りのサンプルページです。「アストロダイスふたつ振り」は「1+1=2 アストロダイスひとつ振りにダイスをもうひとつ加えたもの」でもあるし、「3-1=2 アストロダイスみっつ振りからダイスをひとつ抜いたもの」でもあります。

よく西洋占星術の基礎本に載っている「ハウスと天体の組み合わせ」「サインと天体の組み合わせ」のニコイチ解説文を自分でも書きたい人は、この「アストロダイスふたつ振り」を練習に使うといいです。占いとしては「『どこへ行き・どんなスタイルで・何をするか』というハウスサイン天体三点セットのうち、ひとつだけは決まっているけれど、残りふたつを占いで決めたいな」と思ったときにこの「ふたつ振り」が役に立ちます。「決まっている事項」に関連するダイスを抜くのがコツです。「こんなときはどのダイスを抜くべきか」3パターンをすべて解説してあります。

アストロダイスみっつ振りサンプル

アストロダイスみっつ振りのサンプルページです。「アストロダイスでサブウェイチャレンジ」で「三点セットを抜け漏れなく拾う」感覚に慣れてから、「アストロ短歌」で言語化の特訓をします。もちろん厳選アストロ単語帳付きです。記入欄を多く取ってあるので、自分で見つけた新しいアストロキーワードを書き入れてどんどんカスタマイズしていってください。書けば書くほど自分のためのアストロ単語帳になります。オリジナルキーワードが本当にそのハウス・サイン・天体のキーワードとして妥当なものかどうか確かめるチェックリストもついています。

その他、アストロ短歌の応用として創作活動に応用できる「#アストロ短歌でキャラクターメイキング 個人キャラクター編・パーティー編」も収録しています。30面ダイスを組み合わせてサビアンシンボルをアストロ短歌へ組み入れる方法、下の句を強化するためのことば探し #七七狩り についての解説もございます。

この画像の大きな赤いダイスが30面ダイス

そして最終章は「アストロダイスがなくたって」。アストロダイスひとつ振り・ふたつ振り・みっつ振りとステップアップしながら言語化を特訓した先にあるのが「アストロダイスゼロ個振り」です。「ハウス・サイン・天体の三点組み合わせ読み」に慣れたところで、「自分の出生図(生まれたときのホロスコープ)」の天体や、トランジット天体(リアルタイム運行中の天体)が自分に及ぼす影響をアストロ短歌で表現してみましょう。

アストロダイスワークブックは「易しいものから難しいものへ」「基本から応用へ」の順番で書かれています。序章の「アストロダイスひとつ振り」が最も易しく、最終章の「アストロダイスゼロ個振り」が最高難易度です。「難しいな、わからないなと思ったら前へ戻って練習し、できるようになったら難しいパートへ再挑戦する」ができるように作ってあります。

アストロダイスで出来ること、アストロダイスを使いこなすために当番が作った練習用お題、2020年3月までの分をすべてこの1冊につぎ込みました。目次3ページ、本文97ページ。アストロダイスワークブックをどうぞよろしくお願いします。

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