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日本に帰国して、生活の中で気になったこと。
2020年の年末から年明けまで、日本に一時帰国していた。
夫をフランスに残し、1歳になる息子を連れて。夫を置いてというのは心苦しかったが、フランス人の夫は、日本入国に壁がある。日本に帰ってゆっくりしておいでと背中を押してくれた夫には感謝しかない。
私一人で荷物を運ばなければならないし、日用品も最小限に飛び立った。
どうせなくても日本だったらなんでも手に入るから!
髪や体を洗うもの、メイク落とすもの、持たずに来た。
いざ調達しなければならない時に実は結構困った。なぜなら……
一般的なドラッグストアで選択できる製品から選ぶのが難しかった。
とにかく刺激や環境への影響が気になる製品が多い。フランスより日本の方がどうしても商品裏の原材料表示にはごちゃごちゃしている。それだけ添加物が使われているということだ。
その中でも一番気になったのは…
↓
赤ちゃんに使うもの。おしりふきやスキンケア、粉ミルクや離乳食の選択肢が気になった。
フランスで一般的なスーパーや薬局で購入できるものだけでも、添加物少なめの赤ちゃんの肌に優しいものはたくさんある。その意識で日本の同じような場所で商品を選ぼうと思うと、正直購入したいと思えるものはわずかだった。
シートタイプのおしりふきはフランスにもあるが、外出時以外は使っておらず、Liniment oléocalcaire : リニモンオレオカルケールという、材料はほぼオリーブ油と石灰水だけ、というものを使っている。コットンにそれをつけてお尻を拭き取るので拭き取る時の摩擦も軽減でき、かつ清潔に保ち、お尻のヒリヒリを予防できる。日本では販売されていないが、アトリエで作ったりできそう・・・😊
実を言うと、どこにでもあるドラッグストアでも数年前よりはオーガニック志向の商品も見かけるようになった。日本で買った赤ちゃんの肌の乾燥に塗るバームは今でも重宝している。
上で述べたようなもの以外は便利なものがたくさんある。そしてネット販売、配送の仕組みが整っているので、実店舗販売に拘らなくても品物を調達できる。フランスにいたらこうはいかない。最近はまあ少しは良くなった方だけど。
そんなこともあって、オーガニック製品を扱うお店が近くになくても、オンラインで買えばいいわけだ。実際一度オーガニックの粉ミルクは海外から取り寄せた。1週間もせず届いたから間に合ったのだが、市販品の数倍の値段だ。続けて買うのはムリ。
言い方を変えると、ニーズが少ないうちはオーガニックはずっと「特別なもの」に留まってしまう。大半の消費者は価格や商品イメージのみを優先的に選ぶことに疑問を持つ機会がないかもしれない。もしかしたらこどもに使うものをきっかけに原材料を気にするようになった人も多いかもしれない。
フランスは、ビオ(オーガニック)大国。いつも何が何でもオーガニックラベルとかに拘っているわけではないが、特別なお店に出向かなくてもオーガニックは身近な選択肢。日本でだって、手に取る品物がより自然環境へも人体へも優しい方がいいよね。
オーガニック製品がこれだけ流通しているフランスで生活していると、こんな何でも揃う日本なのに…!日用品のお買い物に不便を感じてしまった。
ツイッターやインスタライブでこのことを話したら、多くの在仏ママや海外在住経験者が同じ思いを経験していたことがわかった。
将来日本に暮らすときに困らないように、安心安全な選択肢が身近にあるようにしたいな・・・😌
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