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目的とは

【介護中心生活からの学び1】
介護職で重要なことの一つに「小さな変化も逃さずに/報告、共有する」ことがあるそうだ。
うちの場合交換日記方式の連絡ノートを置いていて、みなさんここに書いていく。(事業所内部の連絡網ももちろんある)
例えば:
ある日、ヘルパーさんが夕食の支度をして「ご飯が食べにくいようなのでおにぎりにしました」と書いた。
すると、次に夕食を担当するヘルパーさんもおにぎりにする。
すると… 「おにぎりにする」ことだけが引き継がれ、持ちにくかったり、口に入れにくかったりするおにぎりが供され食べる本人往生する、ということが起こる。
 
ふーむ。仕事(だけじゃないかもしれない)で最も気を付けなければならないことの一つに「手段を目的化してはいけない」ということがある。
ああ仕事ってこういうことが起こるよなぁ、と思う(←何視点)
 
しかし、誤解が生じないように伝えようと思うと非常に長くなるので、いわゆる報告連絡相談に命をかけている(笑)職業だとそれも仕事を増やすだけ、となるだろう。せめて全部ネット上のツールにして一回で済ませるってできないのかね、といつも思うのだが、できないのかな。
 
このように、大きな課題がある場合、小さな課題から攻めていく、という癖(ヘキ)が私にはありますが、これが介護には親和性が高いようだ。スプーンが持てなくなったことを憂いてそこを改善する難行よりは、力を入れずに手で持てる食べ物を考える方が現実的だし前向きで楽しい。
 
介護中心生活、気付きも多く悪くないです。
写真はおにぎらずのフリー素材。これは持ちやすく食べやすそう。
 
 
 

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